前回の投稿で、プンタアレーナス市内の観光スポットについて書きました。
1日あれば充分回れるかな？プンタアレーナス市内の観光スポット
プンタアレーナスから南下すれば、珍しい観光スポットがあります。
今回はその珍しい観光スポットに関する投稿です。
チリを南北に分ける境界線
個人的に、チリの国土のだいたい真ん中くらいに位置する都市はプエルトモント（Puerto Montt）辺りではないかなと思います。
地図で見ればだいたい南北の真ん中くらいに見えますよね？
ですが、チリ政府が制定しているチリを南北に分ける境界線の位置はここではないのです。
チリを南北に分ける境界線はプンタアレーナスよりも南の場所
イト・デ・ラ・ミタッド・デ・チレ（Hito de la Mitad De Chile）が、南北に分ける境界線の正の場所なのです。
人口10万人以上を有する都市としては世界最南端にあるプンタアレーナスよりも、さらに南に57kmほど離れた位置にあります。
この写真の真ん中を上下に貫く線が、チリを南北に分ける境界線です。
なぜこんな南の地点がチリを南北に分ける境界線なのか？
地図で見ればチリ国土でかなり南に位置する地点です。なぜこんな場所が南北の境界線なのでしょうか？もっと大きな視点で見るとその答えがわかるかもしれません。わかりましたか？それは…
「南極のチリ領を含めた境界線だから」
です。そうです、チリは南極にも領土を有しているのです。
この領土すべてを含んで国土を考えると、イト・デ・ラ・ミタッド・デ・チレが南北の境界線になるのです。
イト・デ・ラ・ミタッド・デ・チレへの行き方
残念ながら、プンタアレーナスからこの地へ行く公共交通機関はありません。タクシーか自家用車を利用する必要があります。
管理人の場合は幸運なことに、滞在していた宿のホストが自家用車でここまで連れてきてくれました。プンタアレーナス市内からは車で1時間ほどかかるので、タクシーを利用するのは予算的にも現実的ではありません。最も現実的なのはレンタカーか、自転車で行くことでしょう。
サン・フアン
管理人の宿のホストはサン・フアン（San Juan）という場所でバーベキューを楽しむため、ここまで乗せてきてくれました。
この付近にはキャンプサイトもあり、のんびりと自然の中で過ごすことができます。
サン・フアン川でカヤックも楽しめます。
しかし先ほどのイト・デ・ラ・ミタッド・デ・チレからは、舗装路ですらなくなる埃っぽい道を進んでこなければなりません。プンタアレーナスからここまでの間に店はほとんどないので、食料はしっかり事前に準備してから臨みましょう。
まとめ
プンタアレーナスから車で1時間ほどの場所に、チリを南北に分ける境界線があります。おそらく、この地点に到達する日本人はほとんどいないことでしょう。管理人も実際に連れてきてもらうまで、存在すら知りませんでした。神秘的な場所に連れてきてくれた宿のホストには感謝でいっぱいです。
イト・デ・ラ・ミタッド・デ・チレやサン・フアンを目指す方は、入念な事前準備を忘れないでください。往復で100km以上、何もない道をひたすら走り続けることになりますので。秘境を目指す方にはおすすめの観光スポットです。
それではまた！
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