前回の投稿にて、ブラジルに関する基本情報を書いてきました。
日本人に馴染みはあるけど、ほぼ地球の裏側にある遠い国ブラジル
今回はその続きです。
前回からの引継ぎ情報。
交通情報:普通
衛生状況:悪い
治安:殺人事件は日常
平均以下の生活環境
ブラジルの生活レベルは平均水準以下です。利便性や衛生状況、治安などを書いていきます。
ブラジルの交通情報について
ブラジルの交通状況は普通です。広い国土の中に空港はかなりの数があり、飛行機の国内線も活発に機能しています。
長距離バスに関しては国内線・国際線ともに整備されています。
都市部では路線バスや鉄道も走っていますが、外国人にとっては使いやすいとは言えません。
飛行機
国土の広いブラジルでは、国内の移動にも飛行機を積極的に使うことになるでしょう。特に、大都市間を移動するだけであれば飛行機の方が圧倒的に便利です。
長距離バス
ブラジルの都市間を結ぶ移動には、長距離バスも便利です。
国民の足として広く利用されており、各大都市から国内各地へ向けて出発しています。国境付近の都市であれば、国をまたぐ路線もいくつかあります。
1,500kmくらいまでの距離なら24時間以内に到着できるようです。
鉄道
ブラジル国民にとって長距離鉄道は主な移動手段ではなく、鉄道網も充実していません。
定期旅客列車が運行しているくらいです。
都市部では地下鉄や近距離鉄道が運行
サンパウロやリオデジャネイロ、ポルトアレグレなどの大都市圏では近距離鉄道(通勤電車)が運行しています。
また、近距離鉄道が運行する都市では地下鉄も走っていることが多いです(ポルトアレグレにはありません)。
市内の移動には便利な交通手段ですが、外国人が使いこなすのは難しいです。
路線バス
市内を縦横無尽に移動する公共交通機関です。
管理人は路線バスに乗ったことがないので、以下のサイトが参考になります。
ブラジルの路線バスの乗り方 | 簡単4ステップで初心者でもお得に
タクシー
どの国でも存在する交通手段です。
管理人は利用したことがないので、詳しい相場はわかりません。ですがポルトアレグレでは料金相場が表示されていました。
路線バスよりもはるかに高くつきますが、確実に目的地まで行けることを考えれば安いかもしれません。
不安な方はタクシーを利用してください。
フェリー
海沿いや川沿いなどにある都市では、フェリーが就航しているところもあります。
対岸の街などに行く用事があれば利用してみてもいいかもしれません。
ブラジルの衛生状況について
ショッピングモールやホテルなどの商業施設内は掃除が行き届いていてきれいですが、屋外はそれほどきれいではありません。
道路の歩道はガタガタでゴミも落ちており、床に座るのは避けたいところです。
レストランの清潔レベルも、日本に比べるとかなり劣ります。屋外席にいると、排気ガスを浴びることになります。屋外で食事をするのはあまり賢い選択とは言えませんので、できるだけ屋内席で食事をするようにしましょう。
ブラジルの治安について
南米は総じて危険な場所と言われます。そしてブラジルの治安と言えば、南米諸国の中でもかなり悪いレベルです。
個人的にはこの投稿が間違っていればいいと切に願いますが、「ブラジルの犯罪発生率は、その他南米諸国に比べて数百倍~数千倍」と言う人がいます。「日本人が殺人事件に巻き込まれた」などというニュースも決して珍しくない気がします。
特にリオデジャネイロやサンパウロなど、ブラジルを代表するような大都市ではその危険度が桁違いだとよく聞きます。南米諸国で暮らす人たちが口を揃えてそう言うのですから、信憑性は高いでしょう。
管理人が滞在するポルトアレグレではそれほど危険は感じませんが、それでも油断はできません。ショッピングセンターなどでは入口などに警備員が複数人常駐していることが多いので、屋外に比べればはるかに安全です。何かあったらとりあえずショッピングモールなどの屋内に逃げ込みましょう。屋外では常に気を張って、周囲の警戒を怠らないようにしなければなりません。
その他発生しやすい犯罪行為は以下に挙げるものです。これらの犯罪は外国人だけでなく、地元民に対しても発生するようです。
ケチャップ(アイスクリーム)強盗
ブラジルに限らず、中米・南米でよく聞く犯罪です。
歩いていると背中からケチャップ(アイスクリームなどのこともある)をつけられ、親切な人がその汚れを拭き取っている間に仲間が貴重品をスリ盗るといった犯罪行為です。ケチャップを付ける人間、拭き取る人間、実行犯はすべてグルです。
正直言って、この犯罪はカモとして目をつけられたら避けようがありません。貴重品を持ち歩かないことで強奪は防げたとしても、ケチャップをつけられることは避けられません。地元民と歩いて目をつけられないようにするか、汚れても構わない服装で歩くかくらいしか防衛策がないように思います。
おそらく暴行を加えられることはないと思いますので、服を汚されたとしても、余計ないちゃもんをつけないようにした方が無難です。
ニセ警官
残念ながら、注意すべきは一般人だけではありません。
警官が近付いてきて、「身分証を見せろ」と言ってくることもあるようです。身分証を見せると、「偽札が紛れているかもしれないから現金を見せろ」と続けてくることもあるとか。
こう言ってくる警官は当然偽物で、現金を見せたらそのまま強奪されるか、何枚か抜かれて返金されるようです。
こういった警官がすべてニセ警官であればまだ楽なのですが、本物の警官の場合も当然あります。その場合は身分証を見せないことで言いがかりをつけられ、拘束される可能性もあるでしょう。正直言って、どうするのが最善なのかがわかりません。
警官は見て見ぬふり
警官が街中に立っている光景はよく見かけますが、彼らは助けてくれません。仮にこちらが暴行を受けていたとしても、見て見ぬふりをするのが日常のようです。
被害証明書を出してくれるだけで、助けてくれるような人はいないのが現実です。
「犯罪に巻き込まれたらその時点で終わり」という覚悟でいなければならないようです。
まとめ
国内の移動や大都市圏に関しては、そこそこ利便性のある国がブラジルです。街は汚れていて、治安が最悪とも言われるのもブラジルです。
公園などではそんなに危険な感じもしないのですが、都市部や繁華街はとにかく注意してください。
一応死を覚悟してからブラジル(特にリオデジャネイロやサンパウロ)に行くことをおすすめします。
それではまた!
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