※この記事は2012年1~3月時点の経験を基に書かれたもので、最新の情報と異なる場合が多々あります。「昔はこうだったんだな」と、近代史の勉強のような感じで軽く読み進めてみてください。
前回の投稿で、フィリピンで語学留学をするメリットを書いてきました。
初心者には特におすすめ!フィリピンに語学留学するメリットは大きい
今回の投稿ではより具体的に、語学学校のキャンパスについて説明していきます。
語学学校SMEAG
管理人が実際に通っていたのは、セブ島にある「SME」という語学学校でした。セブ島で最大規模を誇る学校で、近くの島にも行きやすい立地というのが気に入りました。前回の投稿で触れたように、この語学学校も韓国人が経営しています。
現在では学校の名称も所在地も変わっているようです。ですが基本的なシステムは変わっていないと信じて、管理人が在籍していた頃の経験を基に進めていきます。
「クラシックキャンパス」と「スパルタキャンパス」
当時(2012年1月)はコース選択の他に、キャンパス選択をする必要がありました。選択できるのは「クラシックキャンパス」か「スパルタキャンパス」です。
簡単に説明をすると「クラシックキャンパスは厳しいキャンパス」、「スパルタキャンパスはさらに厳しいキャンパス」です(笑)。管理人はこのセブ島でリゾート生活も存分に楽しみたいと思っていましたので、いくらか厳しさの緩い「クラシックキャンパス」を選択しました。
スパルタキャンパスはどれくらいスパルタなのか?
どちらのキャンパスでも、毎日の授業スケジュール自体が鬼畜といっていい設定になっていました。それに加えて、スパルタキャンパスではさらに厳しいルールが課せられていました。
・平日は終日外出禁止
・土曜日には進捗テストを必ず受けなければならない
・外泊は禁止
平日は終日外出禁止
クラシックキャンパスでも、外出は難しいくらいの授業が詰め込まれていました。ですがスパルタキャンパスに在籍する学生は、月〜金の平日は敷地内でのみ過ごさなければなりません。
そう、これはもう刑務所です(笑)。キャンパス内にはジムやプールなどもありますので、運動はちゃんとできます。食事は3食食堂で提供されますし、お菓子などの嗜好品は売店で購入できます。洗濯サービスもあるので、外出などする必要性がないのです。
門番が常駐しているため平日の外出はおそらく不可能ですが、もしも外出した場合には想像を絶するペナルティが課されるはずです。そもそも市街地から車で20分ほどの立地だったこともあり、治安の悪い中外出しようとは思わなかったようですが…。
土曜日には進捗テストを必ず受けなければならない
厳しい管理下におかれている学生たちも、土日には外出することができます。ですが、土曜日に行われる進捗テストを必ず受けなければなりません。クラシックキャンパスでもこの進捗テストはありますが、希望者だけの設定です。
このテストは土曜日の午前中いっぱいの時間で、「読み・書き・会話」のすべての項目をテストします。このテストの成績に対してペナルティが課されるかは不明ですが、成績が上がらなければ自身の学習意欲にも影響します。
スパルタキャンパスの学生はこのテストを受けて初めて、「1日半の自由時間」を得ることができます。
外泊は禁止
晴れて土曜の午後から日曜の門限までの自由時間を得られましたが、外泊は禁止です。クラシックキャンパスでは外泊届さえ提出すれば、平日だろうが週末だろうが外泊できます。ですが、スパルタキャンパスではいずれの曜日も外泊ができません。つまり「ナイトスポットを楽しむこと」も「宿泊を伴う旅行」もできないのです。
スパルタキャンパスに対する日本人の意識と韓国人の意識の違い
文面を読んだだけで想像を絶する環境であることがわかるスパルタキャンパスなのですが、これに対する意識は日本人と韓国人でまったく違うのです。
日本人は「スパルタキャンパスを選ぶのは、とにかく意識高い系の人」という意識を持っています。「自分を極限まで厳しい環境に追い込み、とにかくストイックに実力を伸ばす努力をする勤勉な人がいるべき場所」という意味合いが強いです。スパルタキャンパスにいる人に対して、「自分を律することのできる強い人」という目で見ています。
対して韓国人は「スパルタキャンパスを選ぶのは、自分だけでは努力もできないダメな人」という意識を持っています。「そういう厳しい環境に身を置かないと、集中すらできない落ちこぼれの人がいるべき場所」という意味合いが強いです。スパルタキャンパスにいる人に対して、「自分を律することのできない弱い人」という目で見ています。
そういう意識の違いを裏付ける行動として、「クラシックキャンパスからスパルタキャンパスへ移動する人」は日本人しか、「スパルタキャンパスからクラシックキャンパスへ移動する」人は韓国人しかいませんでした。管理人が関わってきた韓国人でクラシックキャンパスへ移動をしてきた人は、授業にも参加せず遊び惚けていた人が多かったです。国家による強制的な軍役を経験している韓国人にとっては、「晴れて自由の身になれた!」という感覚が強いのでしょう。
まとめ
生活面も厳しく管理し、とにかく英語の勉強に励むのに最適なのが「スパルタキャンパス」です。日本人にとっても韓国人にとっても、「刑務所」という言葉がぴったりな環境です。
フィリピンではナイトスポットもかなり安く楽しむことができますし、たくさんのリゾートアイランドもあります。このスパルタキャンパスを選択すると、これらの楽しみを放棄せざるを得ません。
「煩悩をすべて打ち払い、何が何でも英語の力を伸ばす!」という人に最適な場所がスパルタキャンパスでした。「何をやっても英語の勉強が続かない…」という自己嫌悪に陥っている方は、このスパルタキャンパス方式の環境を選んでみてはいかがでしょうか?ここでの努力はその後の人生において、絶対に無駄にはなりません…。
それではまた!
ブログには書けない裏話も満載!当時の感情のまま書き綴ったフィリピン滞在記の英語版はこちらからどうぞ
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