海外生活コラム

成田ーアディスアベバ便で採算取れる?謎に包まれたエチオピア航空

管理人は今回の旅で、「世界の果て」と呼ばれるアルゼンチンのウシュアイアを目指しています。前回は旅の始まりとして、空港ラウンジの利用について書きました。

未経験者には謎の場所!ずっと憧れていた空港ラウンジはどんな感じ?

今回の旅で利用する航空会社は「エチオピア航空」です。日本人のみなさんにとっては謎に包まれた航空会社ではないでしょうか?

今回はエチオピア航空に関する投稿です。

エチオピア航空(የኢትዮጵያ አየር መንገድ:Ethiopian Airlines

エチオピアの首都アディスアベバを拠点とするアフリカ最大の航空会社で、スターアライアンスチームに所属しています。日本に関係するフライトだと、「成田ーアディスアベバ」間を就航しています。

今回の「日本ーウシュアイア」間のルートでは、地球の反対側に移動するため正直どこを通っても構いません。ですが個人的な都合により、アメリカを経由しない便を求めていました(2024年7月にESTAが期限切れとなってしまったため)。アメリカを経由しないルートで最安値のフライトを検索したところ、エチオピア航空便が表示されました。

「成田ーアディスアベバ」便で採算取れる?

「成田ーアディスアベバ間のフライトを利用する者がそんなにいるか?」と管理人は疑問に思っていました。在日エチオピア人で多いのはおそらく陸上の長距離選手くらいで、毎週ジャンボジェット機が満席になるほどの乗客が確保できるとは到底思えません。エチオピアと日本を毎週往復する人はもっと少ないでしょう。というか、生涯を通してエチオピアに足を踏み入れる日本人すらほとんどいないと思います。

だから機内は当然スカスカになるだろうと思っていたのです。しかしそれはとんでもない誤解でした。実はこのフライトにはある秘密があったのです。

仁川(韓国・インチョン)空港を経由するフライト

お気づきの方もいたかもしれませんが、このフライトは仁川空港を通る「経由便」です。以前の投稿で「経由便」に関して詳しく書いた記事がありますので、ご参照ください。

乗継便と一緒じゃないの!?長距離フライトの経由便には特に注意!

空港ラウンジの利用を終えて出発ロビーに向かうと、韓国人がたくさん待っていました。6~7割が韓国人に見えます。エチオピア人はあまりいません。そうです、この便は韓国人を対象とすることで採算を取っていたのです!日本を訪れる韓国人の多さはみなさんもご存じの通りでしょう。エチオピア航空もそれをわかっていて、仁川経由を設定したのでしょう。これでジャンボジェット機の搭乗率が100%になるのですから、見逃すわけがありません。

ちなみにこの機内で日本人はほとんど見かけませんでした。おそらく1割以下だったでしょう。

仁川までのフライトでも機内食は提供される

成田からわずか2時間しかないフライトでも、全乗客に機内食は提供されます。しかも、ビーフかチキンを選択できるという贅沢さも持ち合わせています。

エチオピア航空 (2)

牛肉のグリルにブロッコリーとカリフラワーを添えたバターライス、サラダ、パン、いちごのムース、チーズ一切れ、クラッカー、そしてキムチというボリュームも申し分ないメニューです。抜かりなくキムチを添えるなど、韓国人に対する手厚いサービスも忘れていません。

この機内食を見越して、管理人は空港ラウンジでの食事を軽めにしておきました。結果、大正解です。満腹だったので、クラッカーは食べずに座席のポケットに入れておきました。後の飢えを見越して取っておきたいのです。

仁川空港では全員保安検査を受けなければいけない

経由便ではっきりしないのは、その経由地で機体を一度降りるのかどうかがまちまちなことです。以前アルゼンチンに行った際には、往路便は降機、復路便は機内待機でした。しかし今回の仁川空港では「全員降機」が徹底されています。成田空港のチェックインカウンターでも事前に説明されていましたので。

仁川空港に到着して降機すると、予想通りほとんどの乗客は荷物受け取りに向かいました。仁川を素通りしてアディスアベバに直行する韓国人はほとんどいないでしょう。

残りの何割かの乗客が保安検査場を通過し、同じ機体に再搭乗するため出発ロビーで待ちます。少しして再搭乗が始まり、同じ座席に座ることになります。

新たに搭乗した乗客が一定数おり、仁川からもエチオピア人が乗ってきました。全体的に機内はスカスカですが、3列に1人だけという恵まれた状況の乗客はあまりいません。管理人の隣の隣にも、新たにエチオピア人が乗ってきてしまいました。これでは横になって眠ることはできません。

ちなみに機内は降機中に掃除されていて、さきほど座席ポケットに入れておいたクラッカーは没収されていました。きちんとリュックに入れて持ち出すべきだったと後悔しました。体は多少ほぐれたので、すべてが悪かったわけではないですが。

アディスアベバに向けて再出発

1時間半の降機時間を経て、機体はアディスアベバに向かって再出発しました。時刻は日付が変わって1時になっています。さすがに安定飛行突入後の機内食提供はないだろうと思っていましたが、なんと離陸後30分で提供されました。

3~4時間前にも機内食を食べていて満腹状態です。しかも今回の旅に限って言えば、最初のフライト前にも空港ラウンジで食事をしています。この7時間のうちに3回も食事していることになるのです。さすがにもう体が受け付けません。眠気もピークなのですから。

今回の機内食も選択式だったので魚を選びましたが、体に入って行きません。頑張って食べ進めますが、半分のところでフォークが止まります。

提供された食事を残すのは管理人の主義に反するのですが、吐いてしまったら元も子もありません。非常に心苦しいですが、残すことにしました。食べ物を粗末にしてしまい、申し訳ありません…。

相変わらずの手厚い機内環境とサービス

仁川から再搭乗後には全乗客に歯ブラシセットが提供されましたし、エコノミークラスの座席は思ったより倒れます。さらには搭乗直後からモニターが利用できるなど、機内環境にも目を見張るものがあります。

そしてアディスアベバ到着の2時間半前、2回目の機内食が提供されました。朝食扱いのためか、パンケーキか卵を選択できます。パンケーキを選択すると、フルーツの他に個包装のパンが2個ついてきます。炭水化物のオンパレードです(笑)。

思ったより眠れたのと前回の食事からそこそこの時間が経過していたので、なんとか個包装のパン以外は食べられました。今回は食事を無駄にせずに済んでよかったです。

降機時間を含む計15時間のフライトで3回も機内食が提供されるなど、至れり尽くせりの機内サービスでした。管理人は頼みませんでしたが、アルコールも無料で飲めました。

ちなみに予定時刻より45分も早く、アディスアベバのボレ空港に到着しました。エチオピア航空は、迅速さも持ち合わせているようです。

まとめ

エチオピア航空の「成田ーアディスアベバ」便は、たくさんの韓国人乗客によって支えられています。日本から出発する便で数少ない「経由便」のフライトなので、「経由便」を体験してみたい方は一度乗ってみるのもおもしろいかもしれません。

エチオピア航空の顧客満足度は高いらしく、管理人もこのフライトには満足です。食べきれないほどの機内食が提供されたのですから(笑)。

日本人にはあまり馴染みのないエチオピア航空は、南米大陸に向かう際には候補となります。南米に行く予定のある方は、一度エチオピア航空を利用してみてはいかがでしょうか?

 

それではまた!

 

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