前回の投稿で、日本人には馴染みのないエチオピア航空について書きました。
成田ーアディスアベバ便で採算取れる?謎に包まれたエチオピア航空
エチオピア航空を利用すれば、間違いなくその拠点であるボレ空港に到着します。そしてまだ、管理人のエチオピア航空フライトは終わっていません。
今回もエチオピア航空関連に関する投稿です。
ボレ国際空港(አዲስ አበባ ቦሌ ዓለም አቀፍ አየር ማረፊያ)
エチオピアの首都アディスアベバにある、アフリカ最大のハブ空港です。
エチオピアに入国する際にはボレ空港に到着しなければならないというルールがあるらしく、エチオピア就航便利用者は必ず立ち入ることになる空港です。
エチオピア入国の際には短期滞在の場合でもビザが必須です。しかし空港内から出ない乗り継ぎのみであればビザは不要です。仮に航空会社の都合で入国が必要になった場合などは航空会社側がビザの準備をしてくれるようなので、心配無用です。(在エチオピア日本国大使館に問い合わせて確認したので、100%信頼できます。)
乗り継ぎだけでも保安検査は必要
シャトルバスで空港内に入り、保安検査場に向かいます。保安検査場は必ず通過しなければならないようです。
靴まで脱がされましたが、個包装パンは没収されずセーフでした。すでに搭乗前に保安検査を受けているので、不審な物を持っているはずがないと思うのですが…。
プライオリティパスで利用できる空港ラウンジは「Plaza Premium Lounge」
受付には数人並んでいて、相変わらず利用できない人が何人かいました。管理人は無事に受付を済ませて中に入ります。ほぼ満席でしたが、なんとか1つ椅子を見つけて座れました。成田空港ラウンジの「希和」と違い24時間営業なので、常に客足が絶えないのでしょう。
ですが度重なる機内食のおかげで、管理人はまったく空腹ではありません。瓶のファンタオレンジジュース1本だけにしておきます。一応ブッフェ形式で提供されているメニューを見てみると、エチオピアの伝統料理がありました。クレープ生地のような「インジェラ(Injera)」と、カレーのような「シロ・ワット(Shiro watt)」です。
せっかくラウンジに入ったのに、何も食べないのは非常にもったいないです。興味もあったので実食です。インジェラは酸味のあるクレープ生地、シロ・ワットは初め優しい口当たりで後から辛さが来るカレーです。思ったより強烈な酸味のインジェラは正直微妙でしたが、シロ・ワットはおいしいです。シロ・ワットのスパイスのおかげか多少食欲が回復したため、バナナシェイクとヨーグルトを追加で摂って食事は終了です。また数時間後に機内食が出てくると思うので、抑えておきます。
「希和」とは違い、このラウンジ内にトイレはあります。しかし常に誰かが並んでいて、まったく入れる気配がありません。結局ラウンジ外にある別のトイレに行くしかありませんでした。もっと個室を増やしてほしいです。
さらに言えば、Wifiネットワークがよくないです。繋がってもすぐに切れてしまったり、再接続が何度も必要になるなど不便さしか感じませんでした。それに、充電用コンセントが完備されている場所が少なすぎます。充電しながら食事ができるのは限られた人だけになります。
長所ばかりの空港ラウンジは存在しないようですね(笑)。
次のフライトはサンパウロを経由
機体に搭乗すると超満員でした。最初の経由地であるサンパウロまでは、この状態で10時間以上過ごすことになります。通路側の座席を指定しておいて本当によかったです。
最終目的地はブエノスアイレスです。サンパウロでまた一旦降機することになるでしょう。
機体は前回のものより古いです。先ほどの座席モニターの方が使い勝手がよかったので残念です。
フォアグラにされるガチョウの気分
安定飛行に入ってすぐには機内食の提供はなく、豆のお菓子と飲み物だけでした。正直助かりました。同じような機内食メニューに、若干の飽きが生じてきていましたので。
ですがなんと、その1時間後に機内食が提供されました。なんと至れり尽くせりのサービス精神でしょう。アフリカからの出発便のためか、クスクスのサラダが含まれています。
パンやお菓子だけ残して平らげました。満腹ですが貴重な栄養源のため食べておかないともったいないです。
疲れが溜まっていたのか、映画を2本見た後は寝てしまいました。そしてサンパウロ到着前に最後の機内食です。ずっと食べてばかりです。チキンのジャスミンライスはおいしかったですが、個包装のパンはどんどん溜まっていきます。
食べて寝るばかりという、まるでフォアグラにされるガチョウの気分です(笑)。
今度の経由便は降りない
12時間のフライトを経て、サンパウロのグアルーリョス国際空港に到着しました。
乗客の様子を見ると、ブエノスアイレス行きの乗客は降りなくてもよさそうです。念のために後ろの席に座っていたCAに確認すると、「残っていてOK」と言います。いちいち降りなくていいのは楽ですが、多少歩いて体をほぐしたい気持ちもありました。
掃除隊が来て、乗客がいる座席以外はきれいにしていきました。乗客がいなくなった座席は掃除していましたが、この程度の掃除レベルだとすると清潔さを求める方が酷だと思います。せめて汚れ切ったトイレくらいはきれいに掃除してほしいです。
ここでは8割くらいの乗客が降りて行きました。新たに乗ってくる乗客が少ないことを祈ります。
座席モニターの行き先がブエノスアイレスに変わったことでモニターのサービスがリセットされ、見ていた映画も強制終了させられてしまいました。
結構な数の乗客が乗ってきました。管理人の隣の隣の人はいなくなったので降りたものだと思っていましたが、戻ってきました。どうやらリフレッシュのために外に出ていたようです。そんなことができるとは知りませんでした。12年前に管理人が間違って降りてしまったときは、CAたちが軽くパニックになりかけていたというのに(笑)。
ブエノスアイレスを目指す、エチオピア航空最後のフライト
出発してからずっと、機体はかなり揺れています。台風の中にでも入ったのでしょうか?ですがそんな状況でも機内食が提供されました。ビーフを選択しましたが、ほとんど体に入っていかないです。食べ始める前からすでに腹八分目なのですから。牛肉とグリーンピースがパックされたご飯だったのですが、せめてと思い牛肉だけは全部食べました。味付けはとてもおいしいのです。これから先の空腹時、今回残してしまった機内食のことがずっと悔やまれるのでしょう。しかしこれ以上、食べ物が体に入っていかないのです。申し訳ありません。
機内は相変わらず揺れまくっています。トイレに行こうとしたら、「席に戻って」と言われる始末の揺れ具合が長時間続きます。こんな激しい揺れは初めてかもしれません。そのせいか、予定の針路も少し外れて航行しています。ある程度の地点からなかなか残りフライト時間が縮まりません。
その直後着陸態勢に入り、着陸した瞬間はかなり左右に揺れました。こんな激しい着陸は初めてです。当初より遠回りしたせいで、航続距離は1,700kmから2,000kmに増えていました。本当に台風でも避けていたのかもしれません。
まとめ
日本人にとっては珍しいボレ空港への到着と、エチオピア航空のフライトをまとめました。空港滞在中の乗り継ぎ時間に、エチオピアの伝統料理を食べておくのもありかもしれません。せっかく縁あってエチオピアに上陸したのですから、そこでしかできない体験はしておくべきです。もしもラウンジを利用できたら、その体験もまとめてできます。
まるでフォアグラにされるガチョウの気分が味わえる、至れり尽くせりのサービス精神がエチオピア航空にはあります。食欲が有り余っている方にはおすすめの航空会社と言っても過言ではないでしょう。また、アルコールも飲み放題といっていいほどです。管理人の隣の乗客は飲み物のワゴンが来るたび、勝手にアルコールの瓶を取って飲んでいました。お代わりをしに何度も後方のCAに尋ねに行った乗客もたくさんいました。閉鎖された空間での飲食が得意であれば、最高の環境です。
エチオピア航空のフライトは得てして長時間のフライトになりがちですが、「成田ー仁川」間だけでも利用できます。今まで関わったことのないエチオピアに関わるチャンスとして、利用を検討してみてはいかがでしょうか?
それではまた!
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