※この記事は2012年8月時点の経験を基に書かれたもので、最新の情報と異なる場合が多々あります。「昔はこうだったんだな」と、近代史の勉強のような感じで軽く読み進めてみてください。
みなさんは南米の食事というものが想像できますか?現代では日本でも世界中の食事ができるので、想像はそこまで難しくないと思いますが。
アルゼンチンの伝統料理は前回や以前の投稿でも多少取り上げました。
日本人はあまり行かない地域!?アルゼンチン北西部(サルタ編)
神秘的な自然に心奪われる!アルゼンチン北西部(フフイ編その2)
その気持ちはとてもありがたいけど…動物好きJさんの困った親切!
今回はアルゼンチンの伝統料理の投稿です。
アルゼンチンの主食はやはり肉!?
アルゼンチンの基本情報の投稿で「肉が主食」と書きましたが、それが過言ではないほど肉を使用したメニューが多いような気がします。
日本から遠いけど意外と知っている!?地球の裏側アルゼンチン!
エンパナダス(Empanadas)
餃子を大きくしたような軽食で、揚げたものと焼いたものがあります。
これはとてもおいしく、管理人も1か月の滞在中に何度も食べました。Jさんも大好きなようで、3日に1回は食べていたかもしれません。
エンパナダスはアルゼンチンだけではなく、南米諸国に存在します。安価なので地元民も大好きです。
管理人のおすすめは「焼きエンパナダス」です。
チョリパン(Choripan)
パンにチョリソーの開きを挟んだものです。
平たく言えばホットドッグです。具材のチョリソー(Chorizo)自体もアルゼンチンの名物なので、それだけでもおいしいです。
非常にシンプルなグルメですが、至る所に屋台が出ていることからも、チョリパンはアルゼンチンのソウルフードであると言えます。
ミラネサ(Milanesa)
薄い肉のカツレツです。
肉屋での材料も、「ミラネサ」で売っています。肉は牛肉・鶏肉・豚肉・羊肉とあり、どんな肉でもOKなようです。揚げ焼きにして調理する肉料理で、外食でも家庭でもよく食べられます。Jさんも家でミラネサを作ってくれました。
ミラネサ単体で食べることもあれば、パンで挟んだミラネササンドウィッチも売られています。どんな形態で食べてもおいしいグルメです。
リャマ(Llama)
南米に住む動物です。
ここアルゼンチンではときどき食べられる肉です。
ティルカラのレストランでステーキとして食べましたが、パサパサした食感が特徴です。感覚的には鶏ささみに近い感じでしょうか。臭みも特になく、素直においしい肉だと思えました。
翌日生きているリャマを見かけたときには、「おいしかったよ君は」と心の中で伝えました(笑)。
アサード(Asado)
アルゼンチンを代表する伝統料理です。
肉料理を提供するレストランでは必ずと言っていいほど食べることができます。とはいえアルゼンチンだけではなく、隣接するチリやウルグアイでもよく食べられています。
肉を炭火や鉄板でじっくり焼きながらいただく、バーベキュー料理です。大抵の店でパンやフライドポテトが無料で付いてくるのもうれしいです。
パリジャーダ(Parillada)という盛り合わせ肉メニューの中には、クセのあるものも含まれています。豚の血が練り込まれているソーセージがそのいい例でしょう。通常のソーセージよりも黒く、臭いもかなりきついです。管理人は一口でギブアップしました。好きな人は好きでしょうが、苦手な人の方が多い食材だと思います。
アサードやパリジャーダは量が多いので、独りのときに注文すると食べきれないです。友人と共にわいわい食べるときにおすすめのメニューです。
マテ茶(Té mate)
「飲むサラダ」と言われるほどビタミンやミネラルが豊富な、栄養価の高い南米原産のお茶です。アルゼンチンの他、ブラジルやパラグアイでも飲まれています。露店の店員がマテ茶を回し飲みしていたのをよく見かけました。
日本の緑茶では急須に茶葉を入れてお湯を注ぎ、湯飲みに入れて飲みます。ですがマテ茶は容器に直接茶葉を入れて、お湯を注いで飲みます。容器には茶こしがついていないので、飲むにはもうひとつの道具が必要です。茶こしと一体型の金属製ストローであるボンビージャ(bombilla)です。容器に直接口をつけて飲むわけではないのです。
日本でも一時期マテ茶が大ブームになりましたが、今ではとんと見かけなくなりました。一体どうしちゃったんでしょうね?
おまけ:アルゼンチンの食事リズム
人によって食事リズムは違うでしょうが、日本では1日に朝・昼・晩の3食という方が多いのではないでしょうか?
アルゼンチンでは1日4食という考え方が一般的なようです。朝・昼・夕方(18時頃)・夜(22時以降)という時間帯です。朝は少量だったり食べなかったりする人もいて、昼にはそこそこの量を食べます。仕事が終わる時間帯の夕方にバーやカフェで酒を飲みながら軽くつまみ、ちゃんとした食事は22時以降という人が多いです。
そのためレストランの営業開始が20時以降という、遅い時間に設定されています。20時開始ならば早い方で、21時頃から始まるのが一般的です。
まとめ
肉を中心とした伝統料理が多いアルゼンチンでは、肉を食べない日はないとも言える生活が続きます。ですが、野菜を食べる習慣はほとんどないように思いました。「肉食で偏った栄養バランスを、マテ茶を飲んで整える」といった食生活が垣間見えます。豪快な食生活です。
肉が食べられない方だとアルゼンチンで過ごすのは苦痛かもしれませんが、肉好きの方にとっては天国です。アルゼンチン滞在時くらいは、肉に溺れる食生活をしてみてもいいかもしれません。
それではまた!
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地球の反対側はどんな感じ?「南米は好きか?行ったことあるか?行くことがあるか?小っちぇえ価値観がぶっ飛ぶ国、アルゼンチン! 」
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