バスとタクシーが地元民の主要な交通手段？コロンビアの交通状況！

※この記事は2016年7月時点の経験を基に書かれたもので、最新の情報と異なる場合が多々あります。「昔はこうだったんだな」と、近代史の勉強のような感じで軽く読み進めてみてください。

前回の投稿にて、コロンビアに関する基本情報を書いてきました。

99%の日本人は一生行かない国！？南米大陸の玄関口、コロンビア！

今回はその続きです。

前回からの引継ぎ情報。

交通情報：普通

衛生状況：悪い

治安：悪い

平均水準以下の生活環境

コロンビアの生活レベルは平均水準以下です。利便性や衛生状況、治安などを書いていきます。

コロンビアの交通情報について

コロンビアの交通状況は便利とは言えませんが、不便でもありません。国内に空港はたくさんありますし、長距離バス網も整備されています。都市部では路線バスが充実していますが、陸地の交通網はあまり安全とは言えません。

飛行機

コロンビアでは、遠方の移動には飛行機が便利です。

コロンビアの飛行機

長距離バスは時間がかかりすぎるため、コストパフォーマンスを考えれば国内線を利用したほうが快適です。

ですが飛行機はよく遅延します。ギチギチの旅程だと多大な影響を及ぼしますので、飛行機を利用する場合にはかなり余裕を持ったスケジュールにしておきましょう。

長距離バス

国内線、国際線ともに長距離バス網は設定されています。

バル行きバス

時間がかかりすぎることと、未舗装道路などの悪路を長時間走行するためあまり乗り心地はよくないようです。ある程度の長距離を走るバスであれば車内にトイレやWifi設備があったりします。

しかし、国境を超える国際線バスでは未だに山賊に遭遇することもあるようで、安全性を考えればおすすめしません。

コミュニティバス

乗客を集めながら運行するバスです。タクシーなどに比べれば安く済みますが、その分時間もかかる移動手段です。

管理人がカルタヘナに行く道中に利用したコミュニティバスでは、人生で最も酷いバス乗車体験をしました。

ヤバいバス運転手

徐行のようなスピードで近づいてくるバスを発見しました。目的地に向かうには、そのバスに乗るしかないようです。バスに乗り込んで料金を払うと、なぜか目的地の方向とは逆方向に向かいます。「一体何をやってんだ？」と思いましたが、どうやら乗客を集めているらしいです。ようやく乗客も集まり、カルタヘナの方向へ動き出します。ですが相変わらず30km/h以下のスピードで進んでいます。勘弁してほしいです。

カルタヘナに近づくと交通量も多くなってきましたが、そこで不穏な動きが発生しました。管理人たちが乗っているこのバスが、別のバスを妨害し始めたのです。別のバスの進路を接触するぐらいの走行ラインで強引にふさぎ、運転手同士がクラクションを鳴らし合っています。近くにいた他のバスの運転手や乗客も、このバスに向かって罵声をあげています。管理人たちも穏やかではいられません。前の席に座っていた女性は警察に電話しているようです。まったくもって意味がわからりませんし、一刻も早く降りられることを切に願っていました。

永遠にも感じられるような乗車時間を耐え抜き、目的のバス停に到着してすぐに降ります。他の車両の乗客はずっと我々を白い目で見ていました。我々も被害者なんですよ…。

結局何が起こっていたのか、乗客の誰一人としてわかりませんでした。単純にヤバい運転手に当たってしまっただけなのかもしれません。長い人生の中にはこういう風に、ハズレを引くこともあるということを身をもって体験できました。

トランスミレニオ（路線バス）

地元民が好んで利用する路線バスです。

ボゴタ市内のバスターミナルから乗車する場合、改札を通る際にICカードで支払います。バスの中には支払う場所がないので、一区間だけでも何時間乗っても同じ料金だということです。バスターミナルと言っても道路の真ん中に雨がしのげるバス停があるようなもので、ひとつのバス停に何路線ものバスが乗り入れています。そのためどのバスに乗るかしっかりわかっていないと、目的地にたどり着けません。路線図もかなり複雑で、観光客が独りで乗り降りするのはかなり難しいかと思います。なので、地元民と一緒に乗ることを推奨します。

乗り方を解説したサイトがありますので参考になさってください。

トランスミレニオに乗る ①ICカードを購入する | コロンビアからこんにちは！

バスの車内ではアルゼンチンと同様に、パフォーマンスが発生します。

日本ではあり得ないことばかり遭遇？アルゼンチンの交通と治安！