海外生活コラム

そのイメージは一体いつのもの?外国人が思い込んでいる日本人のこと

外国人に日本人のイメージを尋ねると、こういった答えが多く返ってきます。

「金持ち・勤勉・時間を守る」

実際、管理人が海外滞在中に出会った人たちは概ねこう言っていました。みなさんはこのイメージが今でも正解だと思っていますか?管理人はこの答えを聞くたびに、しっかりと否定して現状を説明してあげていました。

「金持ち・勤勉・時間を守る」のイメージが根強い日本人

コロナ禍を経て化けの皮が剥がれた日本の実情が露呈しても、未だに外国人は日本人に対して好意的なイメージを持っています。

このイメージは第二次世界大戦で大敗した日本が、焼け野原から世界一の経済大国にのし上がったことから刷り込まれていると思われます。しかしこれはあくまでバブル期(昭和)までの話だと管理人は思っています。こう思い続けるのは未だに昭和の価値観を引きずっているだけのように思われますが、みなさんはどう思いますか?

日本政府が諸外国に間違ったうわべだけイメージを刷り込んでいるのかはわかりませんが、管理人は独自の意見で現状を説明しています。

日本人は「金持ち」か?

海外の方に意見を訊くと、未だに「日本人は金持ち」と言う人ばかりです。管理人はこれまで結構な国の人たちと話をしてきましたが、「日本人って貧乏だよね」という人が一人もいなかったことに心底驚いています。

年配の方に意見を訊いたのならこのイメージが未だに残っていることもまだ理解できるかもしれませんが、20代前半の若者たちに訊いても全員が同じことを言うのです。しかもドイツやカナダなど、日本よりもはるかに豊かな国の人たちもそう言っていることが不思議でなりません。

管理人の意見:「日本人が金持ちのはずがない」

「日本人の可処分所得はこの30年間ほとんど上がっておらず、税金は上がり続けているため豊かになっている実感はまったくない。1食に1,000円以上も払う余裕がないのが現状で、飲み物1杯に1,000円かかる諸外国の経済成長にまったくついていけていない。2030年代半ばまでに最低時給1,500円程度を目指している国のどこが金持ちなんだ?しかも日本円はあらゆる通貨に対して弱体化していて、数年後には海外旅行できる日本人など限られた者だけになるだろう。海外旅行も満足にできない日本人のどこが金持ちなんだ?」

「日本国内で生活しているだけでも苦しく、子供など作ってしまったら経済的困窮に陥るのは目に見えている。自分ひとりの生活もままならないのに、子供を育てる余裕などあるわけがない。日本の人口はどんどん減っていくし、今後日本人を諸外国で見かける機会は少なくなっていくだろう。絶滅に向かっていく人種のどこが金持ちなんだ?」

日本人は「勤勉」か?

日本人は寡黙で、あまり意見することなく黙々と作業をするというイメージが根強いのでしょう。これは日本人の英語力の低さによる自信のなさと、「沈黙は金」と刷り込まれている教育背景により引き起こされているものと考えます。静かに独りで作業していれば、実際はどうであれ「勤勉」とか「真面目」に見えますよね?

管理人の意見:「日本人が勤勉であるはずがない」

「会社員を例に取ると、いかに残業代を稼ぐかに焦点を当てている人間が多すぎる。現在の日本社会ではコストカットの為残業させない企業も多くなってきたが、残業が当たり前だった時代は酷いものだった。あえて残業するために、通常の就業時間帯はばれないようにサボって、残業時間になってから集中して業務を行う人間がどれだけいたことか。効率が悪いだけという意見もあるが、その効率を改善しようともしない。悪習慣をそのままにする日本人のどこが勤勉なんだ?」

「学生もそうだ。日本社会が貧しくなってしまったせいも大いに関係があるが、バイトにばかり励んで肝心の学業を疎かにしている人間が多すぎる。単に履歴書に書ける学歴を得るためだけに大学に行っている者が多く、勉学に励んでいる者など少数派だ。日本の大学は入学することが最も難しく、おそらく日本人の人生において最も学力が高い時期は高校3年生の時だろう。中学生や小学生より学力の低い大学生がいることからも、日本人が勤勉であるはずがない」

「学校を卒業した後に、さらに自主的に学ぶ者は本当に少ない。自己研鑽に励む者がいる一方、読書すら満足にしない者がほとんどだ。自分が携わっている仕事以外のことは何も知らないという人間が多すぎる。これのどこが勤勉なんだ?」

日本人は「時間を守る」か?

相対的に見れば、日本人は諸外国の人たちに対して時間を守っているように見えるかもしれません。海外でできた外国人の友人たちと待ち合わせる場合、日本人が一番先に来ているということは少なくないでしょう。ですが、日本の社会に目を向ければ「時間を守っているる」などとは到底言えない事態がたくさんあります。

管理人の意見:「日本人が時間を守るはずがない」

「日本の企業は全然時間を守らない。なぜなら従業員には15~30分前出社を強要するくせに、終業時刻ぴったりに退社しようとすると白い目で見られる。定時時刻を守っていない証拠だ。また、会議時間なども平気でオーバーする。1時間の予定が当然のように延長されたり、開始時刻に全員が揃っていないこともざらだ。さらに言えば企業内の人間だけでなく、外部の取引先や顧客に対しても平気で同じような対応をする。従業員や顧客の貴重な時間を奪っておいて何の補償もしない日本人の行動のどこが「時間を守る」なんだ?」

「謝罪会見などもそのいい例だ。会見開始時刻ぴったりに始まる会見が未だかつてあっただろうか?しかもそういう会見では決まって、『会議室を利用できる時間が迫っているので、質疑応答は終わりです』と言って終わりにする。謝罪するためだけに人を集めておいて、自分で設定した時間すら遂行できない日本人のどこが「時間を守る」なんだ?」

日本人がきっちり説明しないからこういうイメージが根強く残っている

管理人がこういう説明をした諸外国の人たちの多くは、以前別の日本人にも会ったことがあります。おそらくその時にも、こういった話は多少したことがあると思います。しかし多くの日本人がきっちり説明していないのでしょう。なぜかと言えば、

  • 日本人だが、日本の詳細な現況を知らない
  • 現況はわかっているが、それをきっちり説明できるほどの語学力がない
  • 現況もわかっていて語学力もあるが、説明するのが単に面倒くさい

こういった理由があるのでしょう。

日本人といっても人それぞれの事情があるので何とも言えませんが、管理人はできるだけ真摯でいようと心がけています。せっかく興味を持って日本のことを訊いてくれているのですから、インターネットではわからないことを話してあげた方がいいんじゃないでしょうか。日本人が感じている日本のことを話してあげるのが、お互いのためじゃないかと思うのです。あなただって、その国の現実を知りたいですよね?うわべだけの話じゃなくて?

「せっかく日本に来たのに、理想と全然違って後悔した…」

縁があって話をした方が将来そんなことにならないように…。

まとめ

管理人はこれからも、日本について訊いてきた人がいれば上記のように説明するつもりです。残念ながら、それが管理人の思う現実ですから…。ですが理想としては、日本人はこうであると説明したいです。

  • 毎日の生活に不安を抱えず、気にせずどの国にも行ける「金持ち」の経済力
  • 自分の業務以外にも関心を持ち、自己研鑽する「勤勉」な性格
  • 関わった人に迷惑をかけない、誰に対しても「時間を守る」行動

海外の方たちが日本人に対して今でも持っている、この「金持ち・勤勉・時間を守る」という昭和のイメージ。この先、このイメージ通りに暮らせる生活が訪れることはあるのでしょうか…?

それではまた!

 

続きはこちらから

 

前記事はこちらから

 

 

【PR】「稼ぐ」のに特化したWordpressテーマ(このブログは「AFFINGER」を使用していいます)

AFFINGER6(WordPressテーマ)

 

【PR】あなたも自身でブログ開設(管理人もこの快適なレンタルサーバーを利用しています)

 

【PR】海外旅行にはまずこの1枚!入会費・年会費一切不要のお得なエポスカード!
(管理人もエポスカードには大変お世話になっています。)

一括返済が可能!利用付帯旅行保険も充実!海外行くならエポスカード

-海外生活コラム
-,