前回の投稿にて、モロッコに関する基本情報を書いてきました。
日本人にとっての「アフリカ」とはこの国?海外旅行で人気のモロッコ
今回はモロッコ旅行に行く前にぜひとも知ってほしい情報を中心にまとめました。
管理人の主観満載ですが、悪い面も事前に知っておいた方があなたにとってもいいと信じております。
それでは始めます!
前回からの引継ぎ情報。
交通情報:便利
衛生状況:やや悪い
治安:人が危険
注意すべき状況
モロッコは観光地として人気がありますが、それでも注意すべきことはあります。以下の情報を参考になさってください。
モロッコの交通情報について
モロッコの交通状況は便利と言えます。国内に空港はたくさんありますし、鉄道やバスなどの交通網も発達しています。
ONCF(国鉄)
ONCFという国鉄がモロッコ国内を縦断しています。
南は2023年9月に地震の被害を受けたマラケシュから、北はジブラルタル海峡を臨むタンジェまで高速鉄道が走っています。カサブランカや首都ラバトなど主要な都市には停車する、非常に使い勝手のいい鉄道です。
ボラク(BORAQ)という新幹線に近い車両を利用すれば、カサブランカからタンジェまでは、わずか2時間10分で移動できます。クレジットカードでも乗車券が購入できるのがうれしいです。
路線バス
カサブランカやマラケシュなどの大きな都市では、路線バスが運行しています。管理人は路線バスに乗ったことはありませんが、参考となるリンクを載せておきます。
【モロッコ】マラケシュでの市民バスの乗り方・行き方 | HALFWAY
運賃は激安らしいので、機会があれば乗ってみることをおすすめします。
タクシー
どこの国にも必ずある交通手段、それがタクシーです。当然モロッコにもあります。
モロッコには2種類のタクシーが存在します。グランタクシー(grand taxi)とプティタクシー(petit taxi)です。
グランタクシーとは車両が大きめのタクシーで、主に大きな荷物を抱えた乗客、長距離を乗る必要がある方のためのタクシーです。空港への移動などは主にこのタクシーで移動します。
対してプティタクシーとは、車両が小さめのタクシーです。都市によって色が違い、カサブランカでは赤、タンジェでは緑に統一されています。相乗り文化が根付いているようで、乗客が乗っていても、まだ座席に空きがあって方向が同じであれば停車して拾っていきます。ただし市外には行ってくれません。あくまでも近距離移動用のタクシーです。
タクシー利用の際に不安なのはぼったくりです。当然ここモロッコでもぼったくり文化はあります。プティタクシーを例に挙げます。
プティタクシーのぼったくり事例
タンジェ市内でのことです。ONCF終点駅であるタンジェ・ヴィル駅からメディナ(旧市街)まではおよそ3kmくらいです。地元住民がプティタクシーを利用する場合、相場は8~10MADくらいのようです。ですが、管理人がスーツケースを抱えて歩いている時に声をかけてきたプティタクシーの運転手は30MADと言いました。相場の3~4倍の価格です。
管理人はチュニジア到着時にタクシーでぼったくりを受けたため、タクシーの利用に懐疑的です。
ぼったくりタクシーに注意!非常に不便で危険なチュニジアの交通情報
今回は事前に相場を調べておいたため、この価格はぼったくり価格であることはすぐにわかりました。なので断りました。しかし管理人は思いました。
「ぼったくり価格であることがわかっていても、相場価格で乗る術がないのではないか?」
スーツケースを抱えている以上、観光客であることは丸わかりです。相手にとっては格好のカモです。いくらこちらが「それは適正価格ではない。メーターを使え」と言ったところで、議論は平行線になるだけでしょう。ぼったくりだとわかっていても乗るか、乗らないで我慢するしかないのではないでしょうか?どなたか、正解がわかる方がいましたら教えてください。
一般ドライバーのマナー
チュニジアでは歩行者に譲るなどのマナーは皆無ですが、ここモロッコでは多くのドライバーが歩行者の横断を待ってくれます。チュニジア国民とは心の余裕度が違うのでしょうか?
モロッコの衛生状況について
トイレを見ればその国のだいたいのレベルがわかります。ショッピングモール内のトイレはきれいに、こまめに清掃されています。日本と比べても著しく劣ることはありません。問題はそれ以外の場所です。
露店が多く立ち並ぶところ、個人経営のレストラン、大通り以外の道路ではやはり発展途上国といった感じが否めません。ゴミが落ちたままになっていたり、臭いがきつかったりと、滞在するのに最適な場所ではないところも多くあります。
レストランでもテーブルが充分に拭かれていなかったり、椅子に食べかすが落ちているままになっていたりと、満足できないことは多々あります。食事する皿やテーブルにアリが這っていることなど日常茶飯事です。
これらの状況が嫌であれば、多少高価でもよく手入れがされている飲食店を選びましょう。
モロッコの治安について
危険な場所はそれほど多くないように感じますが、モロッコで信用できないのは人間です。以前こんな記事を読みました。
「〇〇まで案内してあげるよと言われたのでついていったら、到着後法外なガイド料を要求された」
「自分の少し前を勝手に歩いていて、目的地に着いたらいきなりガイド料を要求された」
英語や日本語で話しかけてくる人間が一番信用してはならない者のようです。管理人も歩いている途中に話しかけられたことは結構あります。
「〇〇まで案内してあげるよ」
「タバコやマリファナ吸えるとこ探してる?」
一度そういう人間に話しかけられると、次々と同じような人間がつきまとってきます。基本的には無視をしているのですが、あまりにも回数が多いと心がささくれだってきます。「No, no」と断ってもしつこい場合は、日本語で「失せろ!」などと怒鳴ると効果的なようです。
とにかく関わり合いにならない、無視をする、場合によっては日本語で怒鳴るといったことで自分を守る必要があります。
マリファナの売人
しかし管理人はたびたびマリファナの売人に話しかけられます。先日も広場にいると、1人の歯のない男に話しかけられました。こちらがアラビア語が話せないことがわかると、流暢な英語で話しかけてきます。
「日本人か?どこから来たんだ?俺のこと覚えてる?5日前にあそこで話かけたんだけどさ?ここから75kmのところに畑持ってて、そこでマリファナ育ててるんだ。買わないか?安くしとくぜ?」
英語でまくし立ててきます。こちらが低い声のトーンで断り続けると、「サヨナラ」と言って去っていきました。東洋人は珍しいのでしょうか?こちらはまったく記憶になくても、東洋人はいろんな人に記憶されているのかもしれません。長期滞在するとこういったことも日常茶飯事なので、根気よく断りましょう。
強盗
それと管理人は遭遇したことはありませんが、パスポートや貴重品をいきなり奪われるといった事例もときどきあるようです。それは広場など、一見危険ではないように見える場所でもです。貴重品はなるべく持ち歩かないようにする、バッグに鍵をかけておくなどしてしっかり自衛しておきましょう。
ホームレス
また、ときどきホームレスから小銭を要求されます。しっかり無視して、そういう人間をはびこらせないようにしましょう。これは外国人観光客としての努めです。安易にお金がもらえるという経験を相手に与えるのはお互いにとってもよくありませんので。
まとめ
観光に力を入れているモロッコですが、不快に感じることはそれなりにあります。ですが、こういった場所にも立ち入らないと、真の観光をしていないというのも事実です。
安全と好奇心をうまく秤にかけて、快適なモロッコ観光をお楽しみください。
それではまた!
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