管理人はチュニジアに2か月半滞在しました。ですがまだシェンゲン協定の入国ルールにより、ヨーロッパ再入国までさらに数日待たなければなりません。そこで選んだのが、チュニジアと同じマグレブ諸国のひとつであるモロッコです。
では、「モロッコ」についてもう少し説明していきます。
モロッコに関する基本情報
位置:アフリカ大陸最北西部
使用言語:アラビア語、フランス語、スペイン語、英語
通貨:MAD(モロッコディルハム)。1MADは日本円で約15円(2024年1月現在)と考えておけば計算しやすいと思います
主食:パン、クスクス
水道水:飲めますが、ミネラルウォーター購入をおすすめします
物価:食料品も生活必需品も日本と変わらない水準です
チップの習慣:あります
トイレ:有料のところもある
下記の情報には管理人の主観がたっぷり入っています。
交通情報:便利
衛生状況:やや悪い
治安:人が危険
モロッコの位置について
モロッコはアフリカ大陸最北西部にある国で、アルジェリアとモーリタニアに接しています。
地中海と大西洋、ジブラルタル海峡に面している国です。ジブラルタル海峡を挟んで、ヨーロッパであるスペインもすぐそばにあります。
モロッコの使用言語について
公用語はアラビア語です。ですがかつてフランスに支配されていたことからフランス語、ジブラルタル海峡を挟んですぐの場所にスペインがあることからスペイン語も話されています。観光客が多く訪れるような場所では英語も話されています。
街中の看板や標識はアラビア語で書かれていますが、フランス語も併記されています。スーパーマーケットで売られている商品には、アラビア語とフランス語が併記されています。
道を歩いていて英語で話しかけてくる人間が結構います。単純に小銭を要求してきたり、道案内後にガイド料を請求されたり、危険な場所に連れて行かれたりすることがあります。自衛のため、道端にいるときに英語で話しかけてくる人間には関わらないようにしましょう。無視をするか、日本語で怒鳴るといいです。
モロッコの通貨について
MADというモロッコ独自の通貨が使われています。補助単位としてサンチームが使われています。
100サンチーム=1MAD
10MAD以下は硬貨、20MAD以上は紙幣です(最大額は200MAD)。
モロッコでは個人商店やレストラン、タクシーでクレジットカードが使えません。現金でしか受け付けていないところも数多くあります。なので、多少の現金は必要です。
中心街には両替所が多くあります。日本円から直接MADに両替できるところも多いです。USDやEURを持っている必要はありません。
余談ですが、TND(チュニジアディナール)はどの国でも両替してくれません。管理人はチュニジアから直接モロッコに行きましたので、使い切れなかったTNDを持っていました。近隣国なので、どこかしらで両替できるだろうと思っていましたが、まったくできません。
空港の両替所もダメ、駅の両替所もダメ、観光地の両替所もダメ、銀行もダメです。どうやらTNDは外国への持ち出しが禁止されているらしく、チュニジアを離れた瞬間紙屑になります。両替所の為替レートボードにはTNDの表記があることから、かつては両替できたと思われます。ですが現在はどこもできません。管理人のようにTNDから直接モロッコに行く場合は、TNDをチュニジア国内で別の通貨に両替しておきましょう。
モロッコの主食について
パンが主食です。飲食店ではパンの食べ放題サービスが無料でついてきます。
クスクスもよく食べられています。レストランであれば必ずクスクスを使ったメニューがあります。
米も主食ほどではないにしろ、スーパーで普通に売っています。
モロッコの水道水について
水道水はそのままでも飲めます。特に汚れた感じや、嫌な味は感じませんでした。しかし気分的には沸かしてから飲むか、ミネラルウォーターを購入した方がいいです。
モロッコではカフェでコーヒーやミントティーを注文すると、300ml前後のペットボトルの水が1本無料でついてきます。飲食店やカフェでは日本のように無料で水は提供されませんが、飲み物にはペットボトルのきれいな水が付属しているようです。せっかくのサービスですので、ありがたくもらっておきましょう。
モロッコの物価について
日本と比べてもそれほど安くはないです。
この数年間、日本円はMADに対しても弱くなっています。2年前の2021年には1MAD = 12円程度だったのに対し、現在(2024年1月)は1MAD = 15円まで弱くなっています。商品の不定期な値上げと合わせれば、もはや日本と変わらない水準かもしれません。
外食費に関しましては、レストランの食事メニューは日本と変わらない価格水準、もしくは日本より高い体感です。決して安いとは言えないのが、現在のモロッコの物価水準です。
モロッコのチップの習慣
レストランやカフェなどを利用した際、チップを支払う必要があるようです。価格に上乗せして払うというよりは、サービスを担当した給仕に直接支払うといった感じです。だいたい20MAD(300円)くらいの金額を現金で渡すのが一般的なようです。
モロッコのトイレ事情
モロッコのトイレは有料のところもあります。駅のトイレは有料でした。門番のような人がトイレの前にいて、その人にお金を渡すようなシステムになっています。多くの場所では10MADくらいに設定されています。街中にある公衆トイレも有料のところが多いです。
飲食店や博物館内にあるトイレは、利用客であれば無料で利用できます。また、ショッピングモール内のトイレも無料で利用できることが多いです。飲食をしたり入場料を支払った建物内にあるトイレであれば基本的に無料で利用できますので、こういった場所を利用した際にトイレは済ませておきましょう。
たまにトイレットペーパーが置いていない場所があるようですので、できれば水に流せるティッシュを携帯しておくと安心です。
以下の情報は次回に続きます。
交通情報:便利
衛生状況:やや悪い
治安:人が危険
それではまた!
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