(投稿記事の内容は2023年11月~2024年1月当時のものです。)
みなさん、クリスマスはどう過ごしましたか?管理人は独り寂しく、しかし日本国外のポーランドで過ごしました。
ヨーロッパ諸国のクリスマスマーケットの規模は大きいとよく言われます。ですが実際にはどうなのでしょうか?今回はポーランド・ヴロツワフで開催されていたクリスマスマーケットをご紹介します。
ヴロツワフのクリスマスマーケット会場は中央市場広場周辺
ヴロツワフ中心街にある中央市場広場(Wrocławski Rynek)周辺にて、クリスマスマーケットは開催されます。
11月中旬頃から準備が始まります。管理人がヴロツワフに滞在し始めた数日後からです。
クリスマスマーケット準備の様子(11月15日~26日)
管理人が写真を撮り始めたのは11月15日から26日までの数日です。準備開始日は15日よりも前だったに違いありません。
できるだけ同じポイントから撮影するように努めましたので、ご覧ください。
11月15日
11月18日
11月19日
11月21日
11月23日
11月26日(クリスマーケット営業中)
準備中の写真を短くまとめた動画もありますので、こちらからどうぞ。
Christmas preparation at Wrocław Market Square #travel #poland #wrocław
クリスマスマーケット本番
準備も完了し、小人が住むかのような可愛い小屋に人が入って、各店で営業しています。売っているものは飲食物、お菓子、お土産品など様々です。
周辺には子供たち用のアトラクションもあります。
暗くなると(16時にはもう日が落ちています)ライトアップされて、とても幻想的です。
トラムもクリスマスツリーを引っ張る
ヴロツワフを走るトラム(路面電車)もクリスマスには協力的です。通常通り乗客が乗って運行している車両でも、クリスマスツリーを引っ張っています。
Tram drags Christmas!! #travel #poland #wrocław #christmas #shorts - YouTube
日本では考えられないような緩さ・おおらかさがいいですね。
クリスマスへの勢いはどうした?
「クリスマスに近づくにつれ人が増え、徐々に盛り上がっていく…」
そんな風に思っていました。事実クリスマスマーケットが始まった11月末から12月中旬までは、人出がすごいことになっていました。特に毎週土曜日はすれ違うのも困難なほどの人出でした。ですがその混雑ぶりが徐々になくなっていきます。
12月16日の土曜日はあまり人出がなかったのです。平日と同じくらいでした。そして20日を過ぎた頃からは、歩いている人もまばらになっていました。各店は変わらず営業しています。
12月23日の夕方、土曜日なのにそこまでの人出ではありません。最も盛り上がるであろう日時にもかかわらず、人出は少ないです。
管理人の推測ですが、おそらくこれはすでに仕事納めになっている人が多いからではないかと思います。キリスト教徒が多数を占める国では、クリスマスは家族と過ごす大切な日として位置づけられています。なので、クリスマスより前の12月20日前後には仕事納めをして、その後実家のある地方に帰省するという人が多いのです。これは進学や就職のため都市部に出てきている若者に多くみられる傾向です。
つまり20日前後には年内の仕事が完了し、都市部の若者がそそくさと地方の実家に帰省しているのではないでしょうか。だから人出が少ないのです。
「クリスマスはカップルでイチャイチャする日」
クリスマスにはこぞって地方から都市部に出てくる人々が多い日本とは、まったく対照的な状況です。
なんということだ!?クリスマス当日(12月25日)は営業している店がない?
このクリスマスマーケット、当然一番盛り上がるのはクリスマス当日の12月25日だと思っていました。24日はちょっとしたトラブルのため市場広場に行けなかったので、25日に行ってみました。さすがにクリスマス当日であればものすごい人出だろうと思っていました。ですが目を疑う光景が飛び込んできました。
「開いている店がない!」
そうなのです、営業している小屋がないのです!何度もくどく言いますが、ここは「クリスマスマーケット」会場です。クリスマス当日に営業していないなんてことがありますか?多くの店が定休する日曜日ならばまだ理由はわかるような気もしますが、本日は月曜日です。なのにどこも営業していません。
ちなみに、管理人がいつもトイレ休憩と暖を取るために利用しているショッピングモールも営業していませんでした。しかも、入口すら施錠されていて中に入ることすらできませんでした。過去何度も日曜日に来て、そのときにもほぼ通常営業だったショッピングモールに入ることすらできない状況だとは!?クリスマスはポーランド人にとって「完全定休日」なのでしょうか?
しかし来る途中に何軒もある、ポーランドで最大のコンビニチェーンである「ザブカ(Żabka)」は営業していました。コンビニだけは営業しなきゃいけない決まりなのでしょうか?
「クリスマス前とイブ、25日に休むことなど言語道断!」
日本のサービス業では絶対に休暇が取れないこの日を休むなんて、やはりここは日本国外なんだなあと実感させられます。
クリスマス後の方が活発に営業している!?
クリスマス翌日の26日に行ってみると、なんと営業している店がいくつかあります。営業している店の方が少ないですが、飲食物もお土産もお菓子も、どのジャンルの店も営業中です。
ですが、特に売り尽くしセールをやっているというわけではありませんでした。安くなっていたらお土産でも買おうかと思っていたので残念です。
27日には20日以前のような活気でした。すべての店が営業していて、人出もここ数日間の中で一番と言えるほどでした。年内いっぱいの31日まで営業していました。
年が明けてもまだ終わらない!?
しかし新年1月1日はどこも閉店していました。1月2日以降は再び活気を取り戻して営業していました。年明けしてから設置されているクリスマスイベント設備もあります。
しかし1月8日、ついに片付けが始まりました。営業している店ももうなく、工事作業員たちが忙しく撤収作業をしています。年明け1週間くらいがクリスマスマーケットの期間なのでしょうか?
まとめ
「クリスマスは1年の中で最大規模のイベント」
そう考える国では当然、クリスマスマーケットの規模もかなり大きいものになります。隣国ドイツでも、クリスマスマーケットは大いに盛り上がるイベントと言っていました。
ですがそれでも、クリスマス当日に営業しないポーランドという国に衝撃を受けました。詳しい理由はわかりませんが、ポーランド人はこう考えているのかもしれません。
「クリスマスはあくせく働かず、愛しい家族と一緒にゆっくり過ごす日」
ということは「クリスマスには恋人と、おしゃれなレストランですてきなディナー」という日本の若者の常識も到底理解されないでしょう。
むしろこの日は家にちゃんと食料を買い込んでおかないとひもじい日になってしまうのが、ここポーランドのクリスマスなのかもしれません。
カップルだけをもてはやす日本のクリスマス文化に辟易した方は、ぜひポーランドにお越しください。
それではまた!
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