チリ(Chile) 海外生活コラム

ウシュアイア~プンタアレーナス間の国境越えバス旅(チリ編)

前回の投稿で、アルゼンチン・ウシュアイアからチリ・プンタアレーナスに向かうバス旅について書きました。

ウシュアイア~プンタアレーナス間の国境超えバス旅(アルゼンチン編)

チリに入国した後は、一心不乱に目的地のプンタアレーナスを目指します。

今回は国境越えバス旅後編(チリ編)に関する投稿です。

プンタアレーナス(Punta Arenas)

南極に向かうフライトも就航する都市です。

チリ南部にある都市としては最大規模で、街の東側にあるマゼラン海峡が美しい街です。

ついに食事の提供

12時半頃再度バスに乗り込んですぐ、食事が提供されました。クロワッサン2個と500mlの水です。

Bus-Sur (3)

国境でハムやチーズなどの持ち込みが厳しく禁止されているので、さすがにこういった具材を使用したサンドウィッチではないのでしょう。それでも、バスチケット料金に含まれているのはありがたいです。運転手2人が朝抱えてた袋はやはり、乗客への軽食だったのですね。

思いもしないルート

地図で確認すると、ポルベニール(Porvenir)という町からフェリーで渡るのが最短距離に見えます。しかし国道(?)257線からY-71線を走ってひたすら西進するのかと思いきや、257線をそのまま北上してしまいました。なぜわざわざ遠回りを…?

よく地図を見直すと、北側にマゼラン海峡の一番狭い箇所があります。ここをフェリーで横切れば、フェリー乗船時間は最短になります。フェリー乗船時間を最低限にするのがバス会社の方針なのでしょうか?

いずれにせよ、フェリーに乗らないと辿り着けないのは確かです。

何もないフェリーターミナル

14時15分、タブサ(Tabsa)という場所に到着しました。

道路は終点のためここからフェリーに乗るはずですが、運転手からの案内がありません。少しすると案内があり、どうやら次のフェリーの待ち時間中10分だけ外に出て歩けるようです。

マゼラン海峡を渡るフェリー (5)

フェリーターミナル(乗り場)だというのに、建物は何もありません。普通は乗客のための待合室くらいはあると思うのですが、それらしき建物が一切ありません。あるのはフェリーに乗り込むための舗装路だけです。

マゼラン海峡を渡るフェリー (6)

できるだけ自然には手を加えないというのがチリ政府の方針なのでしょうか?ほぼ自然そのままのマゼラン海峡を見ながら、次のフェリーを待ちます。

フェリー乗船

バスに戻ると車を走らせ、こちらに着いたばかりのフェリーの前で待機します。

マゼラン海峡を渡るフェリー (7)

マゼラン海峡を渡るフェリーからの降船 #travel #chile #magallanes - YouTube

土手から直接乗り降りするという荒々しいスタイルです。結構な台数が降りてきているので、物流路としても重要なのでしょう。

全車両が降りたら次は我々の番です。なんと乗客ごとバスでフェリーに乗り込みました。日本ではできない経験です。衝撃が結構すごかったですが、なかなかの体験でした。

 

フェリーが対岸に着くまでの20分間下車の許可が出され、乗客は甲板に行きます。売店もありますが、コーヒーとお菓子くらいを販売する程度です。この短い海峡を越えるだけなら、この程度で充分でしょう。景色を堪能して車内に戻ります。

マゼラン海峡を渡るフェリー (3)

マゼラン海峡を渡るフェリー (2)

マゼラン海峡を渡るフェリー (1)

マゼラン海峡を渡るフェリー (8)

陸路再び

30分以上かかって対岸に到着しました。

マゼラン海峡を渡るフェリー (4)

フェリーから降りた後は、再び陸路を走り始めます。

マゼラン海峡の上は携帯の電波があったのに、陸に上がったら消えました。一体どんな設備管理状況なのでしょうか?

予定時刻よりも1時間半も早く到着

フェリーを降りた時点で、目的地のバスターミナルまでは残り2時間くらいになっていました。予定到着時刻の19時より1時間半も早い予定になっています。まだ時間のかかる何らかの手続きがあるのでしょうか?

ですが特に何もなく、17時半にBus-Surの会社前に到着しました。

なんと1時間半も早く着きました。遅れるのが当然と思っていた長距離バスで、まさかこんなに早く到着するとは思ってもみませんでした。プンタアレーナスにはバスターミナルがないので、各バス会社の真ん前が目的地になります。

11時間の運行予定がわずか9時間半で到着です。うれしい誤算です。

まとめ

このバス旅の道中ほとんどの場所が圏外で、電波が入ってもスマホが使えるところはとても少なかったです。市街地を除けば建物すらない道がほとんどだったからです。おそらく誰も生活していない場所では、携帯の基地局など不要だと考えているのでしょう。国内のどこにいても強力な電波が入る日本とはまるで違う環境であることを体感しました。

誰も途中乗降させなかったこともありがたかったです。明確な休憩時間というものはありませんでしたが、度々停車して体をほぐせたので問題ありませんでした。このバス会社Bus-Surはなかなかよかったと思います。スペイン語でしか話してくれませんでしたが、運転手も終始フレンドリーだったので。

次々変わる景色が楽しめるのが、広大なアルゼンチン~チリ間のバス旅です。時間に余裕があれば、長距離バスでの移動も検討してみてはいかがでしょうか?

 

それではまた!

 

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