アルゼンチン(Argentina)

目指せ「世界の果て」!アルゼンチン最南端の都市、ウシュアイアへ!

前回の投稿で、エチオピアからアルゼンチンまでのフライトについて書きました。

アフリカ大陸最大のボレ空港!エチオピア航空のフライトもまだ続く!

この時点でやっとアルゼンチンの首都ブエノスアイレスに入ったわけですが、ここから「世界の果て」まではまだ距離があります。

今回は「世界の果て」と呼ばれるウシュアイアまでのフライトに関する投稿です。

「世界の果て」ウシュアイア(Ushuaia)

アルゼンチン最南端に位置する都市で、現地スペイン語では「ウスワイア」と発音されます。

長らく「世界最南端の都市」の名を欲しいままにしてきましたが、実は2019年にウシュアイアは「世界最南端の都市」ではなくなりました。ここからさらに7km南下した地点にあるチリのプエルト・ウィリアムズ(Puerto Williams)が町から市に昇格したためです。

そのため現在ウシュアイアは「世界最南端の都市」ではなくなったのですが、「世界の果て」と言えばほとんどの人が未だにウシュアイアを思い浮かべます。

アルゼンチン入国からウシュアイア出発まで

管理人が到着したのは12年前と同じく、エセイサ国際空港(Aeropuerto Internacional Ezeiza)です。ブエノスアイレス中心街から南西の位置にあります。

日本のパスポートはまだ世界では通用するのか、滞在先の住所だけを訊かれて入国審査は完了しました(脱出用航空券の提示は求められませんでした。)わざわざアルゼンチンで不法就労する日本人はいないだろうと判断したのでしょう。一旦荷物を受け取り、出発までの7時間をこのエセイサ空港内で過ごします。

エセイサ空港 (1)

ちなみに、国内線チェックインカウンター付近には無料で利用できる飲水機が複数設置されています。エセイサ空港では飲み水の心配はありません(笑)。

エセイサ空港 (2)

管理人が搭乗するウシュアイア便は5時ちょうどの出発なのですが、3時を過ぎてもチェックインカウンターは開きません。2時前から並び始めている人がいるにもかかわらずです。3時半頃からようやく受付が開始され、行列はみるみる解消されていきました。搭乗券には4時15分搭乗開始と記載されています。保安検査場も通過しなければならないにもかかわらず、せわしない運行スケジュールです。

保安検査場を通過すると搭乗エリアなのですが、これがとても小さいのです!搭乗ゲートも5か所くらいしかなく、どのゲートにある椅子もすべて埋まっているほどの人がいます。なるほど、これだけ小さい搭乗エリアであれば、すぐに搭乗開始しなければ人であふれかえります。だからチェックイン受付開始時刻もギリギリに設定してあるのでしょう。座れる場所をなんとか見つけ、数分後には搭乗案内が開始されました。

国際空港の国内線の扱いはどの空港もこんなものなのでしょうか?

それでもウシュアイア便は満席

シャトルバスで機体に向かい、機内に乗り込むと満席でした。このフライトは朝5時の出発にもかかわらずです!しかも先ほど搭乗したゲートの隣のゲートも、別航空会社のウシュアイア便でした。そちらにも長い行列ができていました。

日本で考えれば、成田から稚内に行くようなものです。管理人が搭乗した機体は6席で40~50列はあったと思います。この便だけでも、300人程度の人がウシュアイアに向かうことになります。

アルゼンチン国民にとっても、ウシュアイアはとても魅力あふれる場所なのでしょうか?複数航空会社の早朝便が満席になるほどに。

とんでもない負担が体にかかる古い機体

管理人が搭乗したのは相当古い機体のようで、座席にモニターはおろかイヤホンジャックすらありません。離陸前の安全講習もビデオではなく、CAによる実演です。ウシュアイアまでの距離すらわからない状況です。唯一フライト時間だけは3時間38分と判明しています(フライトスケジュールより)。

空も暗いうちから離陸し、アルゼンチン最南端に向かって飛び立ちます。

ちなみにこの機体の座席はシートポジションの変更がまったくできず、どんな体勢で寝ても体の痛みからは逃れられませんでした。体を伸ばしても縮めても、腕を使ってもテーブルを使っても、とにかく何をしても快適に眠れるポジションがありません。一瞬の寝落ちの後、首に強烈な痛みを伴う最悪のフライトでした。ネックピローはこういうフライトにこそ必要なのだとわかりました。

空が明るくなり、地上が見えてきた

2時間以上航行すると、空が明るくなってきました。管理人の席は窓際だったため、地上の様子が見えるようになってきました。

空から見るウシュアイア近郊 (1)

砂と雪の大地から、雲に覆われた山岳地帯、氷と土が融合したツンドラなど、見るものを飽きさせない景色が広がります。深い雲に覆われている場所も多く、見えないことも多かったですが。

空から見るウシュアイア近郊 (2)

8時を過ぎると、ビーグル水道と思われる場所の上空を通ります。

空から見るウシュアイア近郊 (4)

そして旋回することなく、雪と氷に覆われた滑走路に着陸しました。

ウシュアイア空港 (1)

アルゼンチン最南端の空港

ウシュアイア=マルビナス・アルヘンティーナ空港(Aeropuerto Internacional de Ushuaia)に到着です。

「世界の果て」にある空港です。着陸後すぐに荷物が機外に運び出されています。

世界の果て(ウシュアイア空港)で、機体から荷物を降ろす人たち - YouTube

連絡通路を通ったとき、強烈な寒さが体を突き刺します。氷点下の気温です。わずか2日前には35℃を超える国から来たのです。気温差は40℃です。カナダのサスカトゥーンやモントリオールで体験した寒さに比べれば大したことはありませんが、酷暑に適応してきた体にはそれなりに負担がかかります。

木でできた温かみのある小さな空港です。雪山にあるログハウスのような感じでしょうか。すぐに荷物受け取り所に直結していて、到着ロビーもすぐです。

ウシュアイア空港 (4)

ウシュアイア空港 (3)

この空港には入国審査所がなさそうだったので、アルゼンチン国内からの便しか発着しないのでしょう。

ウシュアイア空港 (2)

宿のホストが迎えに来てくれた

テナントが数件しかない小さな空港なので、散策するほどでもありません。到着ロビーで少し待つと、ホストとご対面です。管理人の前のゲストを空港に送り届けたついでに迎えに来てくれました。

車で空港から市内へ入ります。天気や路面状況がよければ徒歩で往来しても気持ちいい道でした。軽くウシュアイアのことを説明しながら宿に向かってくれました。

ウシュアイアの街並み (1)

ウシュアイアの街並み (3)

ウシュアイアはそれほど豪雪地帯ではない

暦の上では9月21日から春になるようです。管理人が到着した翌日にはもう春なのです。なので、雪も溶けてきているところが多いです。

ウシュアイアの街並み (2)

冬の最低気温でもマイナス20℃に達するのはとても稀で、何メートルも積もるような雪は降らないらしいです。夏はものすごく暑い日で25℃くらい、平年は20℃くらいで推移するようです。なので、ウシュアイアは夏季に人気の観光地となります。ただし、1年を通して風は強いです。

南極への玄関口でもあるウシュアイアは、1年中雪と氷に覆われた地ではありません。ロシアやカナダの方がよっぽど厳しい冬環境です。

ウシュアイアの街並み (4)

まとめ

早朝便でも満席になる、首都ブエノスアイレス発のウシュアイア便。アルゼンチン国民すら惹きつけてやまない何かが、ウシュアイアにはあるのでしょう。

世界の果て

南極の玄関口であるため自然環境が過酷なのは想像に難くないですが、他の極寒地域に比べればかなり過ごしやすい場所なのではないかとも思います。常に風はビュンビュン吹いていますが。

 

それではまた!

 

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