突然ですが、みなさんは交通事故に遭ってしまったことはありますか?願わくば一生に一度たりとも経験しない方がいいのですが、いつ遭遇してしまうかはまったくわかりません。
管理人は地球の反対側であるアルゼンチン滞在中に、交通事故に遭ってしまいました。しかしその時の状況が日本のものとまるで違っていたので、今でも強く印象に残っています。
今回はその交通事故の投稿です。
友人の友人の車に乗ることになった
管理人がアルゼンチンで尋ねた友人(以下Jさん)には地元民の友人(以下Mさん)がおり、管理人が空港に到着した際にはJさんの家までの送迎をしてくれました。
このMさんは管理人が持ってきたUSDを良心的な為替レートでARSに両替してくれた、とてもいい人なのでです。Mさんはボーイフレンド(以下Gさん)とマイアミに旅行に行くため、空港まで行く必要がありました。彼ら2人を空港に送り届けた後、Mさんの車を彼の自宅に戻すのがJさんの役目のため、管理人ともども4人で車で空港に向かうことになりました。
薄暗くなる中、空港への旅路がスタート
夕方から夜間になりかけの頃、Mさんの家を出発します。運転するのはGさんです。このGさんの運転はかなり荒く、急加速と急ブレーキをとにかく繰り返します。別に遅れて出発したわけでもなく、出発時刻までは余裕もあります。彼はいつもこんな運転なのでしょうか?それともアルゼンチン人の運転はみなこうなのでしょうか?
「こんな運転してたら事故起こすんじゃないのか?」
管理人がそう思っていたまさにその時、悲劇は起きました。
「ドン」という衝撃が体を突き抜けた
前方の信号が赤になり、前の車が急ブレーキをかけました。Gさんのブレーキは間に合わず、その車に当たってしまいました。衝撃が全員の体を突き抜けました。
特に車を端に寄せることもなく、その場で前の車から運転手が降りてきました。MさんとGさんも車から降り、その運転手と話をします。
「こんな事故起こしちゃって、彼らはこれから予定通りマイアミに行けるのか…?」
管理人はそんなことを思っていましたが、隣に座っていたJさんはまったく違うことを思っていました。
「おもしろいなー」
なんと笑っています。友人の不幸の瞬間を目の当たりにし、さらには自分に多少の衝撃を負ったにもかかわらずです。そんな状況の中、ワクワクしているように笑っているのです。
「これが陽気なラテンピーポーの気質…?」
Jさんだけが特殊なのか、この国の人々がみなこうなのかはわかりません。事故を起こした本人はどう思っているのか気になっていました。
「警察呼ばないの?」
「数十分はこのまま車の中で待たなきゃいけないだろう」と思っていましたが、わずか数分後にMさんとGさんは車に戻ってきました。そして何事もなかったかのように運転を再開し、走り始めました。
「え、警察呼ばなくていいの?」
管理人はそう思いましたが、みんなは何事もなかったかのようにしています。しかしさすがに、Gさんの運転はおとなしくなるだろうと思っていました。ですが、そんなことはまったくありませんでした。
「とんだ時間食っちまった。急がないと」
さっき突っ込んだこともお構いなしに、Gさんは急加速・急ブレーキ・車線変更をガンガン繰り返します。むしろ事故を起こす前よりもアグレッシブな運転で空港に向かいます。車内ではスペイン語が飛び交っているため、管理人には状況がつかめません。
かなり強引に飛ばしてきたおかげか、当初の予定と変わらずにエセイサ空港に到着しました。
「じゃあ楽しんでくるから!」
2人の表情は曇っているように見えませんでした。
「それでいいのかよ!」
2人を見送り、Jさんが運転席につきます。そして運転を始め、ブエノスアイレス市街地に戻ります。結局2人はどうなったのかを訊きます。
「示談は帰国後にするということで話をつけたらしい」
それでいいの?現場検証をしていないため、後日の示談の場ではお互いの主張が水掛け論になることは間違いないでしょう。相手の運転手がよくそれで了承したものです。
ちなみに、Jさんの運転も結構激しめでした。アルゼンチン国民はこういう気質なのでしょうか?アルゼンチン到着日のMさんの運転はそれほど激しくなかったような気がしますが…。
まとめ
数週間後に彼ら2人に再会した際、特にこの事故について不満を言っていませんでした。示談に関しては問題なく決着がついたようです。お互いに禍根も後遺症も残らなかったのであれば、まあよかったのだと思います。
海外滞在中に交通事故に遭うことは確かに衝撃的な体験でしたが、特に悪い思い出というわけではありません。むしろ、日本とはまったく違った価値観を目の当たりにできたことに感謝しているくらいです。
ですがみなさんが交通事故を起こしてしまった場合は、必ず警察を入れて現場検証しましょう。このアルゼンチンでの事故は、日本ではまったく参考になりませんので。「こういうことがある」というくらいで、頭の片隅にでもそっとしまっておいてください。
それではまた!
ブログには書けない裏話も満載!当時の感情のまま書き綴ったアルゼンチン滞在記の英語版はこちらからどうぞ
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