※この記事は2012年8月時点の経験を基に書かれたもので、最新の情報と異なる場合が多々あります。「昔はこうだったんだな」と、近代史の勉強のような感じで軽く読み進めてみてください。
前回までの投稿で、イグアスの滝への大冒険を書いてきました。
目指せ世界三大瀑布のひとつ、イグアス!(長距離バスで向かおう編)
目指せ世界三大瀑布のひとつ、イグアス!(プエルト・イグアス編)
今回はその大冒険のメインイベント、イグアスの滝本編(ブラジル側)の紹介です。
イグアス国立公園ブラジル側(Parque Nacional do Iguaçu)
イグアスの滝はブラジル・アルゼンチンの2国の国境になっており、それを展望する国立公園も各国にあります。お互いの国立公園は独立しており、敷地内での移動もできませんし、入場料も別です。
両側からイグアスの滝を見たいのであれば、それぞれの国の国立公園に入場する必要があります。
プエルト・イグアスからの行き方
前回紹介したバスターミナルで、ブラジル側イグアスの滝(Cataratas Falls Brasil)行きのバスに乗り込みます。チケットは当日でも購入できます。
バスが出発して少し経つと、まずは出国手続きのため降車するように求められます。
アルゼンチン国境検問所
全員ここで列を作り、パスポートに出国スタンプを押してもらいます。現在(2024年)はブラジル入国の際にビザは不要ですが、当時(2012年)でも日帰り滞在であればビザは不要でした。
国境の橋を渡る
出国手続きが完了しバスに乗り込むと、国境であるイグアス川を越える橋を通ります。
橋を渡るとまた国境検問所がありますが、先ほど手続きは完了しているため今回は停まりません。そのままノンストップでイグアスの滝国立公園に向かいます。プエルト・イグアスからは1時間くらいで到着します。
国立公園入場料は人種差別価格
ビジターセンターで入場料を支払うことになりますが、ブラジル側にもかかわらずBRL(ブラジルレアル)でもARS(アルゼンチンペソ)でも支払えます。しかし入場料は日本国内では見かけることのない「人種差別価格」に設定されています。価格と為替レートは2012年8月当時のものです。
地元民老人:15ARS(約300円)
地元民老人以外:20ARS(約400円)
近隣国民(ブラジル・アルゼンチン)老人:40ARS(約800円)
近隣国民:50ARS(約1,000円)
それ以外:140ARS(約2,800円)
ブエノスアイレス市民であるJさんは50ARS、日本人の管理人は140ARSを支払うことになりました。Jさんに近隣国民価格で2枚買ってもらえばいいと思うかもしれませんが、各自身分証明書の提示を求められます。つまり、ごまかしは効きません(悲)。
わざわざ地球の裏側まで来てるので、ぼったくりが明らかでも支払うしかありません。ばっちり足元を見られています。
この国立公園はとてつもなく広いので、園内をバスが巡回しています。このバス利用料金は入場料に含まれていますので、乗り降りし放題です。
イグアスの滝遊歩道ブラジル側(Caminho das Cataratas Brasil)
滝の頂上に向かう遊歩道の入口です。
観光客はほぼ全員ここから遊歩道を歩いていきます。この遊歩道からようやく、滝を眺めることができます。
ハナグマには餌をあげないで!
遊歩道に入ると割とすぐに、ハナグマという野生動物に遭遇すると思います。このハナグマには絶対に餌を与えないでください。自然の生態系が壊れるのと、観光客の人間を襲うことに繋がるからです。入場時の受付でも、看板でも注意が促されているので必ず守ってください。
見た目は可愛いですが、結構獰猛です。触れようとするとケガをしますので、少し距離を取って撮影しましょう。
滝は数えきれないほどある
みなさんがイグアスの滝にどのようなイメージをもっているかはわかりませんが、巨大な滝が1つあるわけではありません。いくつもの小さな滝が数十・数百と連なっています。そして段差も形成しているのです。
これほどの規模の滝の集合体が見られるのは、世界でもここだけではないでしょうか。
ボートで滝壺にも近付ける
別料金になりますが、ところどころで滝壺に近付けるボートツアーがあります。ですが、最も大きい滝の滝壺には近付けません。
滝の上でもボートツアーが設定されています。興味があれば利用してみてもいいでしょう。
滝の上の遊歩道(Salto Santa Maria)
ブラジル側で唯一、水面の上まで行ける遊歩道です。
「悪魔の喉笛」と呼ばれる、最も大きい滝に最接近できるポイントがこの遊歩道です。
止むことのない水しぶきが観光客を常にびちょびちょにします。レインコートを着ていてもまったくお構いなしです。
悪魔の喉笛エレベーター(Elevadores da Garganta do Diabo)
ブラジル側の展望エリアに向かうためのエレベーターです。
エレベーターには常に長蛇の列ができています。エレベーターを上ると、圧巻の景観が目に飛び込んできます。
晴れていれば間違いなく虹が見られるでしょう。
もしエレベーターの混雑に耐えきれない場合は、遊歩道の迂回路を通ってエレベーター上昇後の展望エリアに戻ってこれます。この展望エリアからの景色は必ず見ておきましょう。
最奥にはレストラン
観光客が辿り着ける最奥にはレストランがあります。遊歩道の道中にはレストランがないので、ここまで空腹を我慢するか食料を持参しましょう。
Jさんと管理人はサンドウィッチを作って持参し、レストランのテーブルで食べました。何も注文せずに滞在していましたが、特に注意はされませんでした。現在はどうかわかりませんが。
まとめ
この国立公園内ではとにかく歩きますので、ハイキング装備で臨むことを強く推奨します。水しぶきが常に体を湿らせますので、心配であれば着替えも用意しておきましょう。Jさんは最初からマリンシューズで歩いていたので、とても賢いと思いました。幸運にも管理人が訪れた日は快晴だったので、濡れたそばから乾いていたので事なきを得ましたが。
もしもブラジル側とアルゼンチン側の両方の国立公園を訪れるつもりであれば、ぜひブラジル側から訪れることを強く推奨します。その理由は次回の投稿を読めばわかると思います。
次回はイグアスの滝観光(アルゼンチン側)です。
それではまた!
ブログには書けない裏話も満載!当時の感情のまま書き綴ったアルゼンチン滞在記の英語版はこちらからどうぞ
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