コロンビア(Colombia)

おじさん!お金払う前に食べちゃダメ!?でもそのおじさんはすごい人

※この記事は2016年7月時点の経験を基に書かれたもので、最新の情報と異なる場合が多々あります。「昔はこうだったんだな」と、近代史の勉強のような感じで軽く読み進めてみてください。

 

前々回、前回の投稿でコロンビアのビーチリゾートであるバルを紹介しました。

日本とは常識の違うビーチリゾート!美しくて神秘的なバル(太陽編)

日本とは常識の違うビーチリゾート!美しくて神秘的なバル(月夜編)

ぼったくり被害に遭いボロボロの精神状態でしたが、カルタヘナに戻ってきました。でもいつまでも気落ちしてはいられません。ここで懐かしい友人に会うのですから。そして予期せぬ人とも…。

今回はその予期せぬ人の言動に度肝を抜かれた投稿です。

ニュージーランド語学留学中のクラスメートと再会

管理人が通っていた語学学校「NZLC」にはコロンビア人が多く通っていました。

語学留学の意思は固まった?語学留学の始め方はこんな感じ(その2)

その中の1人であるコロンビア人男性とは、結構な長期間同じクラス(英語レベル)でした。彼はちょうど仕事の出張でカルタヘナに来ており、Aさんが彼とスケジュール調整をしてくれていたようです。弱った心を回復させてくれる最高のイベントです。

バルからカルタヘナの宿に戻り、19時に宿の前にその友人が来てくれました。5年ぶりの再会です。どこか違う場所に行って話そうということになったので、移動することにしました。そのときなぜか、知らないおじさんも我々3人についてきたのです。

知らないおじさんの行動はクレイジー

まずはコンビニのような店に行き、酒やつまみを買います。その時にも知らないおじさんは我々に同行してきます。「一体このおじさんは誰なんだ?」と管理人は思い続けていますが、Aさんもその友人も何も言わないので、おそらく2人の知り合いなのでしょう。カゴにビールやジャーキーやらを入れて店内を回っていると、そのおじさんがとんでもない行動に出ました。

おじさんは棚から取ったポテチの袋を開け、食べ始めたのです!

「え?まだ会計してないのに?」

しかし店員が注意をする素振りもありません。そしておじさんは管理人に、その袋の口を向けます。「どうぞ、君も食べな」と言っているようなので、管理人も会計前の商品を食べます。

我々は食べ続け、商品は空になりました。友人がレジで会計中に、おじさんは空になった袋をレジに置きました。

「いやいや、それはさすがにダメだろ…」

そう思いましたが、店員は空になった袋のバーコードを何事もなかったかのようにスキャンしました。友人が空になったポテチのお金も払い、店を出ました。

この国には後払いOKの文化が根づいているのでしょうか?

カフェ・デル・マール(Café del Mar Ltda.)

海沿いの小高い場所にあるバーレストランです。

おしゃれなバーレストランですが、我々は席につかず外で飲みます。見るとたくさんの若者が同じように、買ってきた酒を外で飲んでいます。レストランで食事をしている人よりも、外で飲んでいる人の方が多い印象です。

夜景がきれいなので、飲食せずともこの場所にはぜひ来ることをおすすめします。

おじさんの正体

我々3人はさっき買った酒を、おじさんはコーラを飲みながら楽しくおしゃべりをしていました。友人が酒を勧めても、おじさんは手をつけません。ということは、このおじさんは「酔っていたから会計前の商品を食べちゃった」のではなく、「シラフなのに会計前の商品を食べちゃった」のです。このおじさんは「まじやべえ奴」だと思いました。

酒を一滴も飲んでいないにもかかわらず、おじさんはどんどん饒舌になってきました。そしてついに、このおじさんの正体がわかったのです。

実はこのおじさんは、管理人とAさんが先ほどまで滞在していたバルの宿のオーナーだったのです!こちらはまったくおじさんのことを知らなかったのに、おじさんは管理人に対してやけに馴れ馴れしかったのです。そうです、おじさんは管理人のことをよく知っていたのです。「ぼったくりマッサージの被害に遭っちまった愚かな奴」という認識で。

話を聞いていると、このおじさんはとてもすごい人だということがわかりました。

バルの開拓者

このおじさんは昔、まだバルの砂浜が未開の頃から目をつけていたようです。

「ここに宿を建てて観光地にすれば儲かるんじゃないか?」

そう思ったおじさんは、バルの先住民(管理人をはめた奴ら)と話をし始めたようです。当初は揉め事も多かったようですが、現在では宿泊客にマッサージを勧めたりして仕事を与えるなど、相互協力関係を続けているようです。「だったら俺のことも助けてくれよ…」と管理人は思いましたが…。

しかしこの話はとてもためになりました。手つかずの地を一大観光地にまで仕立て上げた、本物の実業家から話を聞けたのですから。200,000COPの授業料にはなったでしょうか?(そう思わないとやってられません…)

あっという間に別れの時間

おじさんも含めたおしゃべりはとても楽しく、あっという間に友人が帰らなければならない時間になってしまいました。名残惜しいですが、その友人はボゴタに住んでいます。まだコロンビアに滞在する管理人とは、週末にでも再び会えることでしょう。

写真を撮ってお別れします。仕事の合間にわざわざ時間を作って会いに来てくれたことに感謝です。

トリニダード広場(Plaza de la Trinidad)

若者たちの盛り場です。

友人は去ってしまいましたが、マシンガントークが止まらないおじさんは一向に帰る雰囲気がありません。なので我々3人は、地元民が夜集うという広場へ移動しました。

Plaza de la Trinidad

既に21時は過ぎていますが、屋台も出て賑わっています。ここでおじさんに、その屋台のメニューをお勧めされました。先ほどからダラダラ飲み食いしていたので管理人は空腹ではありませんが、おじさんは「いいから食ってみろ」と言います。Aさんが買い、みんなでつついて食べることにします。

マソルカダ

一口食べてみると、おいしいです。鉄板で炒めた鶏肉やベビースターラーメンを、マヨネーズで和えただけの簡単なものです。ですが食べ進めるフォークは止まりません。管理人はあまりマヨネーズが好きではありませんが、これはいけます。

おじさんの話は止まらない

おじさんの話は盛り上がり、止まることを知りません。この日は「夢のような時間」からの「ぼったくりマッサージ被害」、その後「5年ぶりの友人との再会」というとても濃い1日でした。さすがに疲れが溜まってきました。

管理人はAさんに、「もう帰りたい」と言いました。こういうことははっきり言わないと伝わりません。空気をぶち壊しても自分の意志は見せないといけません。このおじさんの話は確かにおもしろかったのですが、もうお腹いっぱいです。おじさんはまだまだ話し足りないようでしたが、管理人たちは宿に戻りました。時間が止まればいくらでも話したかったのですが。

バルの宿では浴びられなかった真水のシャワーを存分に浴びて、ようやく横になれました。

まとめ

結局なぜこのおじさんがそこにいたのかはわかりませんでしたが、貴重な経験になったことは確かです。5年ぶりの友人との再会がかすんでしまうくらい、このおじさんの行動はぶっ飛んでいました。

しかしこういったおじさん達の努力の結果、我々が現在楽しんでいる観光地が出来上がってきたのも事実です。こういう努力はぜひ見習いたいものです。できればトラブルが起きないようにして…。

 

それではまた!

 

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