※この記事は2016年7月時点の経験を基に書かれたもので、最新の情報と異なる場合が多々あります。「昔はこうだったんだな」と、近代史の勉強のような感じで軽く読み進めてみてください。
世界にはそれこそ数えきれないほどの航空会社がありますが、その国に訪れた際にはその国を母体とした航空会社を利用してみたいものです。
今回はコロンビアの航空会社、アビアンカ航空についての投稿です。
アビアンカ航空（Avianca）
コロンビアの航空会社で、ボゴタのエルドラド国際空港を本拠地とした、現存する世界で2番目に古い航空会社です。
南北アメリカの他に、ヨーロッパ路線も就航する広域ネットワークを持ちます。
ボゴタ⇔バランキージャ（Barranquilla）のフライトで利用
Aさんと2人でコロンビア北部のサンタマルタ周辺で休暇を過ごすことにしていたので、事前に往復の航空券を購入しておきました。
エルドラド国際空港でチェックインを済ませ、搭乗フロアで待ちます。どんなサービスなのか楽しみです。
南米の航空会社は全然時間を守らない？
搭乗フロアでは多数の乗客が待っていますが、一向に搭乗案内がありません。しばらくすると搭乗案内が開始され、シャトルバスで機体への送迎が始まりました。しかし最初のシャトルバスが行ってから、後発のバスがなかなか来ません。かなり待たされて後発のバスが来て、全員が機体に乗り込めました。
この時点で離陸時刻はとうに過ぎていますが、まったく焦るそぶりもありません。結局1時間遅れで離陸しました。機内アナウンスでは一言の謝罪もありませんでした。これが普通なのでしょう。
「南米の航空会社は時間を守らない」と聞いた事がありますが、それは100%事実のようです。初めて搭乗した便でそれを確信しました。
機内の様子
席次がおもしろいことになっています。管理人の隣の座席にCA用の座席があったのですが、横向きに設置されているのです。管理人たち乗客は前を向いているのに、CAは管理人を見ているという謎のレイアウトです。なぜこんな造りにしたのでしょうか？
1時間のフライトとはいえ各座席にはモニターがあり、機内サービスもありました。パックの飲み物と袋詰めの小さなお菓子のみですが、提供されました。
当日朝から体調不良だった管理人は15分くらい眠ってしまいましたが、その短時間睡眠でだいぶ回復したことから、座り心地は悪くなかったように思います。座り心地が悪ければそもそも質の高い睡眠は取れなかったでしょうから。
フライト時間は予定時間通りで、バランキージャの空港（Aeropuerto Internacional Ernesto Cortissoz）に到着しました。
すでに遅れていた分だけ到着が遅れたという感じです。
復路便もやっぱり遅れた
数日間の休暇を過ごした後、再びバランキージャに戻ってきました。今回も搭乗ロビーでだいぶ待たされます。
搭乗時刻になっても一向に案内がないのは往路便と同じです。今回はシャトルバスではなく連絡通路を通って機体に乗り込むようですが、まだ連結されていません。もうすぐ離陸時刻になる頃、管理人たちが乗る予定の通路から乗客が大量に降りてきました。
なんと、機体がまだ空港になかったのです！まさか今着陸してきたばかりの機体を使うのでしょうか？！機体点検とか掃除はしないのでしょうか？ずっと窓から見ていましたが、離陸時刻になってもまだ先客の荷物を降ろしています。時間を守る気はまったくないようです。
おまけに機内では、管理人の座席のモニターが壊れていて映りませんでした。フライト全体の遅れに、個人的な不運も重なりました。
結局30分遅れましたが、フライト時間は予定通り1時間で済みました。
まとめ
「南米の航空会社は時間を守らないのか？」と訊かれれば、自信をもって「守らないね」と答えられます。特に今回利用したアビアンカ航空は酷いものでした。
よくよく考えてみると、離陸時刻に到着した機体がわずか30分でフライトしたということは、ろくに機体点検や清掃もしていないということではないでしょうか？目に見えるゴミだけ回収し、「機体は異常なし」と信じて燃料だけ補給したとしか思えない作業時間でした。これだけ遅れる航空会社の従業員が、そんな短時間で完璧な点検・清掃作業を終えられるとは到底思えないので…。
南米の航空会社には期待しない方がいいです。フライトの遅れはしっかり織り込んで、余裕をもった旅程を作成しておきましょう。
それではまた！
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