※この記事は2016年7月時点の経験を基に書かれたもので、最新の情報と異なる場合が多々あります。「昔はこうだったんだな」と、近代史の勉強のような感じで軽く読み進めてみてください。
前回の投稿でコロンビアのビーチリゾートであるカルタヘナを紹介しました。
カリブ海のビーチリゾートを楽しもう!常夏のまばゆいのカルタヘナ
しかし正直なところ、ビーチはあまりきれいではありません。実はもう少し足を伸ばさないと、きれいなビーチリゾートには辿り着けないのです。
今回はカルタヘナを訪れたらぜひ行きたい、ビーチリゾートエリアのバルについての投稿です。
バル(Barú)
カルタヘナの南西部に位置する、カリブ海に突き出た半島一帯のエリアです。
Google Mapで「バル」と検索すると狭いエリアが表示されますが、この半島一帯がまとめて「バル」という認識のようです。
カルタヘナはビーチリゾートといえど、海は灰色であまりきれいとは言えません。バルまで来ると青くきれいな海に出会えます。
カルタヘナ市内からバスツアーで参加
同行しているAさんの女友達がバルに滞在しているらしく、再会するのに絶好の機会とのことでバルに行くことにしました。
往復の交通費と、バルでのランチが含まれているバスツアーを申し込みました。宿の前に迎えが来て、市内の宿を回って他の参加者を集めながら満席にしていきます。満席になった後バルに向けて出発し、途中コンビニのような店に寄りました。そこでAさんは酒と煙草を買っています。Aさんは煙草を吸わないにもかかわらずです。
「女友達に買ってきてくれるよう頼まれたんだ。バルでは嗜好品売ってないからね」
ビーチリゾートで嗜好品が売っていないことなどあり得るでしょうか?文化の違いを体感し、計1時間くらいかかってバスは目的地に到着しました。
ゴミゴミした砂浜
ビーチリゾートの入口でバスを降り、砂浜へ続く道を歩いていきます。ですがとても汚いです。ゴミが散乱し、ハエも大量に湧いています。いざビーチに出ると、人がゴミゴミしている芋洗い状態です。ゆっくりバカンスを楽しめるような場所には到底見えません。
「ここがビーチリゾートなのか?騙されたのか…?」
管理人はそう思いましたが、目的地はここではありませんでした。
ボートで真のリゾートエリアへ
我々が向かうのはここからさらにボートを乗って行く場所のようです。円弧を描くように砂浜が続いていて、今いる場所から見える対岸には宿泊施設が立ち並んでいます。エンジンボートに乗り込み対岸に出発しました。
対岸はさっきまでの芋洗い状態のビーチとはえらい違いです。宿泊客しかいない穏やかな砂浜で、さっきの場所より海も透き通ってきれいです。
Hostal Playa Blanca
バルのビーチリゾートエリアにある宿泊施設の1つです。
この宿泊施設とバスツアーが提携しているようで、ボートに乗っていた乗客はすべて、ここの宿の1階にあるレストラン兼休憩所に入っていきます。
ボートから降りると、Aさんのもとへ1人の女性が近づいてきました。その女性がAさんの友人で、彼女は友人2人ととここに滞在しているらしいです。その友人たちも近付いてきてお互いに自己紹介を済ませ、荷物を彼女の泊まっている2階の部屋に置かせてもらいます。
初めてのカリブ海
水着に着替えて部屋から出ると、美しい海が眼前に広がります。人生で初めての美しいカリブ海です。
波打ち際で海水浴、浜辺に置かれたビーチベッドで日光浴、そしてときどき酒の最高のバカンスです。日帰りなのが実に惜しいです。
昼食の時間になったので、名物の魚料理を選択しました。素揚げされた魚とサラダ、それにライスです。管理人の皿には魚の頭の部分、Aさんの皿には下の部分が置いてあります。一匹の魚を分けて2人に給仕したのがまるわかりで、管理人の魚には可食部がほとんどありません。手を使わないと食べられないですが、ここには水道がないので海で手を洗うしかありません。魚料理はシンプルですがおいしいです。
カリブ海に泊まろう
「よかったら今日ここに泊まっていかないか?」
昼食中にAさんから提案されました。管理人の思考を読んでいたかのような提案ですが、もちろんOKに決まっています!部屋も空いていたので、すぐに宿泊依頼は了承されました。
これで時間を気にすることなく、のんびり過ごすことができます。
スペイン語のシャワー
管理人とAさんが話していると、1人の男性が近づいてきました。
「君、日本人だろ?一緒のバスで来たじゃん」
そういえば行きのバスで見た気もします。そのアメリカ人男性(以下Jさん)は独りでコロンビアを旅行しているらしいです。3人が英語の話で盛り上がっていると、Aさんの友人の女性陣が海から戻ってきました。
AさんがJさんをみんなに紹介し、男3人女3人でのグループチャットが始まりました。ですがいつの間にか会話がスペイン語になっていて、何を言っているのかわかりません。Aさんとその友人の女性はコロンビア人、その女性の友人2人はアルゼンチン人なのでスペイン語話者が過半数を占めます。アメリカ人のJさんも当然理解できないかと思いきや、ペラペラのスペイン語で楽しくおしゃべりしています。スペイン語話せるんかい!
聞いているだけの管理人を見かねて、Jさんがときどき英語で説明してくれます。スペイン語のシャワーの中、どうせ会話に参加できないのならリスニングの勉強だと思って集中することにしました。
開放的な人たち
スペイン語のリスニングトレーニングしながら周りを見ていると、おもしろい光景が目に入ってきました。会話に参加していた女性陣の1人が、カウンターで飲み物を提供しているイケメン男性スタッフとイチャイチャしています。かなり濃厚な絡みです。リゾートエリアとはいえ仕事中にイチャイチャしてても何も問題ないのだから、文化そのものが違うのですね。
時間は瞬く間に過ぎ、Jさんを含む日帰り組は帰還する時刻になりました。Jさんはみんなに別れを言い、去り際に管理人に耳打ちします。
「頑張れよ。夜を楽しめよ!」
そう言って女性陣の1人をそっと指差しました。先ほども言ったように、女性陣の1人は変わらずイケメンスタッフとイチャイチャしています。Aさんと旧知の仲の女性は久しぶりに再会したので、今夜何かが起こるかもしれません。そうなるともう1人の女性には、余った管理人が…?確かに3人の中なら、その女性が一番好みですが。
「そう願いたいね」
管理人はそう答え、握手をしてJさんとは別れました。言葉もほとんど通じないのに、そんなロマンティックなことが起こるとでもいうのでしょうか?
次回に続きます。
それではまた!
ブログには書けない裏話も満載!当時の感情のまま書き綴ったコロンビア滞在記の英語版はこちらからどうぞ
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