海外生活コラム

ライアンエアーは公式サイトから買わなきゃダメ!代理店を通さずに!

前回の投稿で、苦労しながらもヴロツワフ空港に辿り着いたことを書いてきました。

ポーランドではバスに注意!?空港バス停に着いてもアナウンスなし!

無事空港に辿り着いた管理人はこう思っていました。

「これで最大の関門は超えた。あとはフライトを乗り継いでいくだけだ…」

しかし、予想だにしない問題が待ち構えていたのです…。

ライアンエアー(Ryanair)とはヨーロッパで人気の格安航空会社

ヨーロッパに行ったことがある方は、おそらくこの名前を聞いた事があると思います。ヨーロッパ内の都市を往来するのに最もお得と言われている航空会社です。

管理人がマルタに滞在中、友人たちはこのライアンエアーを利用してイタリアやギリシャなどの近隣国に旅行していました。

ちなみにどれくらいの価格設定かと言うと、「マルタ⇒カターニャ(イタリア)」のフライトが4,000円程度(2023年5月時点)です。

ただし、ライアンエアーの利用は受託手荷物なしに限る

これだけ安ければ、「ヨーロッパ諸国の移動はライアンエアー一択でいいじゃないか」と思う方が多いでしょう。ですが、当然欠点もあります。それは「受託手荷物がある場合は、高額な受託手荷物料金が発生する」ということです。

詳細をわかりやすく説明するためにまず、今回の管理人のフライト詳細を先に記載します。

1.「ヴロツワフ(ポーランド)⇒ローマ・フィウミチーノ(イタリア)」:ライアンエアー

2.「ローマ⇒上海・浦東(中国)」:中国東方航空

3.「上海⇒成田」:中国東方航空

これらのフライトは「Kiwi.com」という航空券販売サイトで、「ヴロツワフ⇒東京」のフライト検索の結果表示されたものです。数日にわたって検索し続けた結果で一番安く、待ち時間も少ない効率的なルートでした。今回ライアンエアーでフライトするのは最初の「ヴロツワフ⇒ローマ」のみです。

本題に戻りましょう。ライアンエアー公式サイトで検索したフライト価格は約15,000円です。しかし今回の「Kiwi.com」で受託手荷物料金を追加しようとしたとき、目を疑いました。表示された金額はなんと44,000円です。受託手荷物料金がフライト価格の3倍します。この44,000円はライアンエアーのみの受託手荷物料金です。中国東方航空のフライトでは、受託手荷物料金が含まれていますから。ライアンエアーで受託手荷物を持ち運ぼうとすると、これだけの追加料金がかかるのです。

ライアンエアーを実際に利用した友人たちは、口を揃えてこう言っていました。

「ライアンエアーを利用するときには、荷物は手荷物バッグ1つだけに抑えること」

受託手荷物料金を支払いたくないため、事前にスーツケースは捨てた

ライアンエアー公式サイトで受託手荷物を追加する場合はまた違う価格設定になっているようですが、どういうルート検索をしても「Kiwi.comで全行程の航空券を一括購入して、スーツケースを預けない」という選択が最適解でした。

なので、今回の旅を支えてくれたスーツケースを捨てる選択をしました。この詳細は以前の投稿で詳しく書きましたので今回は割愛します。

ここまで使い倒せれば本望よ…!?旅を支えてくれた物品類に多謝!

機内持ち込み手荷物だけであれば4,000円程度の追加で済むので、機内持ち込みできるサイズにまで荷物を減らしてフライトに臨みました。

ヴロツワフ空港に向かう際のトラブル時にもスーツケースがなかったおかげで、まだ疲れも少なく済んだのだと思います。

できなかったオンラインチェックイン

この航空券を購入した後、Kiwi.comが航空会社へ本人確認をしてくれるというので必要書類を添付してお願いしました。ですが、できませんでした。ライアンエアー側から、本人確認は第三者ではなく本人が行わなければダメと言われました。なので管理人自身で本人確認を行い、事前手続きは完了しました。

その後フライト日時が近付く中、頻繁にウェブサイトやメールをチェックしていましたが、オンラインチェックの案内は来ませんでした。どちらにしろ空港のチェックインデスクには行かなければならないため、オンラインチェックインはせず(できず)に直接出向きました。

空港のチェックインデスクでオンラインチェックインを勧められる

空港のチェックインデスクでスタッフに言われたのはこうです。

「このデスクでチェックインすると追加手数料が発生します。7分ほどでできるオンラインチェックインをすれば、追加手数料なしで搭乗券を発行します」

そう言われたらオンラインチェックインを試さざるを得ません。空港の無料Wifiに接続し、スタッフの案内通りにオンラインチェックインを進めていきます。ですが、うまく行きません。スタッフにスマホを渡して進めてもらいますが、エラー画面が表示されました。これ以上オンラインチェックインを進めるのは不可能のようです。

「このスクリーンショットを、あちらのヘルプデスクに見せてください」

ライアンエアーチェックインエラー

ライアンエアーのスタッフですらオンラインチェックインはできませんでした。

追加手数料を支払わないと飛行機に搭乗できない

ヘルプデスクに行き、そこのスタッフに先ほどのエラー画面を見せます。パソコンと向き合って確認した後、説明をされます。

「ライアンエアー公式サイトから予約しなかったから、こういうエラーが出ました。搭乗券を発行するには追加手数料を支払ってもらうしかありません。これはライアンエアーのシステム上、必要な手数料です。金額は264PLN(ポーランドズオティ)です」

ざっと計算して、日本円で10,000円以上の金額です。支払いたくはありませんが、これを受け入れなければ帰国できません。しぶしぶ支払うことにしました。

ライアンエアーの追加料金

クレジットカードで支払い、搭乗券がようやく発行されました。座席番号は記載されておらず、搭乗ゲートで座席が決まるようですが、これでようやく予定の便に乗ることができます。すでにクタクタです。

出発ロビーのお土産屋をしっかり回る気力もありません。小人もいましたが、この小人のドヤ顔に腹立たしささえ感じました。小人にはまったく罪はないのにです。

ヴロツワフ空港の小人

ライアンエアーの機内とフライト状況

空席が確定するまで待って最後に搭乗するように促されましたが、問題なく座席はあてがわれました。通路側ですし、リュックとボストンバッグ共に荷物置き場に入れられたからよしとしましょう。

フライト状況はどうかというと、ほぼ定刻時刻に離陸しました。ライアンエアーはなかなか時間に正確な航空会社のようです。希望者には食事メニューが配布されましたが、食べるわけがありません。さっきの10,000円が尾を引いていたので余計です。

今日のフライトが非常に順調なおかげなのか、40分くらい早く到着するとのアナウンスが何回か流れました。その気分に便乗したのかはわかりませんが、機内では様々なプロモーションをやっています。機内食事メニューの少額割引、スクラッチカードの販売価格が半額、香水がどれでも20€などです。フライトの状況に関係なく、いつも行っているであろうプロモーションでしょう。購入する人はほとんどいませんでした。元々高価な価格設定なのです。多少割引があったところで購入する気になるのか?という感じです。

11時10分に到着予定のところ、なんと10時25分にローマ空港に着陸しました。こんなに早く到着することがあるでしょうか?45分早く到着したことに対して、クルーも興奮した口調でアナウンスしています。

ライアンエアーのフライト状況は、今まで搭乗したフライトの中で最速でした。

Kiwi.comの返金対応

Kiwi.comから事前に、「もしもチェックイン時に追加手数料を請求されたら、後日返金対応をいたします」という連絡は受けていました。なのですべてのフライトを終えた後、追加手数料を支払った証明書を添付して返金申請を行いました。すぐに申請は通り、返金が行われることになりました。

この対応自体には満足なのですが、返金された金額が実際に支払った金額より数百円少なかったのです。為替レートにより若干の誤差があるだろうと思って、事前に日本円で請求された実際の金額を備考欄に記載したにもかかわらずです。返金されないよりはるかにありがたいことは間違いないのですが、航空券の購入金額の他に余計な支払いが発生したのは事実です。

「Kiwi.comでは、提示された航空券の購入金額に加えて追加の支払いが発生する可能性がある」

ということを、確信をもって読者のみなさんにお伝えすることができます。

Kiwi.comのさらなる返金対応

後日、今回の体験に対する正直なフィードバックを記載したところ、Kiwi.comから不足していた差額分も返金されました。さらに、お詫びとして次回利用できるクーポンまで発行してもらえました。まさかここまで対応してもらえるとは思わなかったので、とても驚いています。これによりKiwi.comへの評価は爆上がりです。

「できれば利用を避けたい」から「次回以降も積極的に利用したい」Kiwi.comです。

まとめ

ライアンエアーを利用する際は、以下の点に注意してください。

  • 航空券はライアンエアー公式サイトから購入する(第三者代理店を通して購入しない)
  • 本人確認は必ず自分で行う
  • フライト日時が近付いてきたら、オンラインチェックインできるかどうかをこまめに確認する
  • 受託手荷物は預けない
  • オンラインチェックインに失敗すると、空港で追加手数料を支払わされる

管理人のようなミスを繰り返さないためにも、充分注意してください。

 

それではまた!

 

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