海外生活コラム

ここまで使い倒せれば本望よ…!?旅を支えてくれた物品類に多謝!

みなさんは物をどれくらいまで使ったら捨てますか?人によって答えは様々でしょうが、管理人は基本的に壊れるまで、いえ、壊れてからも時が来るまで使い倒します。

今回は管理人の旅を支えてくれた物品類に感謝の意を述べる投稿です。

ありがとう、君たちのことは決して忘れないよ

この旅を特に支えてくれた4つの物品に感謝の意を述べます。

1.青いスニーカー

捨てるスニーカー (1)

このスニーカーは今回の旅を始める何年も前から履いていたものですが、さすがにある期間を過ぎた後は限界に達していました。というのも、靴底がすでにひび割れていたのです。

捨てるスニーカー (2)

こんなになるまで靴を履いたことのある方はいますか?さすがにこれでは靴底から浸水してしまうのではと思い、少々のことなら目をつぶる管理人でも、新たな靴を買うことにしました。チュニジアにいるときに新しいスニーカーを買ったので、そのタイミングでお役御免として別れを告げようかとも思いました。ですが、そうはいかないある事情がありました。

チュニジアで買ったスニーカーは管理人の足にうまくフィットしません。歩き始めて割とすぐに足が痛くなってしまうのです。ちゃんと買う時に試し履きはしたのですが、実際に歩くのとはやはり違いますね。対して捨てようと思っていた青いスニーカーは、ある店舗で管理人の足のデータを測定し、既製品の中で最も自分に合うものを見繕ってもらいました。そのため、歩きやすさが段違いです。

それに、靴を長持ちさせるには毎日履くのではなく、最低1日おきくらいに休ませるのが理想です。チュニジアで靴を買う前には、それこそ毎日このスニーカーを履いていました。この1足しかなかったからです。もちろんときどき中敷きや靴自体を洗ったりはしていましたが、それでもやはり毎日の使用は消耗を加速させます。加えて、1日に10km以上歩くこともザラでした。靴底がひび割れる前に、とっくに寿命を迎えていたと思います。今更遅いかもしれませんが、チュニジアで買った靴とローテーションで履くことにしました。あまり歩かないであろう日には、お気に入りの青いスニーカーを休ませることにしました。

ですが、ポーランドでは毎日長距離歩く習慣がありました。毎日10kmくらいは歩くので、チュニジアで買ったスニーカーでは不快です。青いスニーカーにはこれほどのダメージがあります。一緒に帰国することはありません。もはやローテーションなどせずに、この青いスニーカーのみで生活しようと思いました。

こう思い立った日から1か月弱、距離にして300km近く歩き倒しました。これでこの青いスニーカーはその生涯を終えました。

長い間、管理人をたくさんのすばらしい場所に連れてってくれてありがとう。

2.ハサミ

捨てるハサミ

このハサミは昔、床屋でもらった粗品の「鼻毛切り用」ハサミです。前回のカナダ・メキシコの旅のときにも大変お世話になりました。

鼻毛切り用なので、それほど出番は多くないとお思いでしょう。ですが実は、このハサミには本来の用途とは違う使い方で活躍してもらいました。その用途とは「散髪」です。

写真を見ればおわかりの通り、このハサミはとても小さく、決して散髪用ではありません。しかし海外で美容院や床屋に行く自信のない管理人は、前回の旅から自分で散髪することにしました。それに、

「海外で他人の髪型なんか気にする者はいない」

「毎日会うような親しい人もほとんどいない」

と思っていた管理人は、理容免許も経験もないまま散髪を自分自身で行うことにしました。

1回ですべての散髪を行うのはハサミの能力からしても無理です。それに指がとても疲れるので、長時間の使用も厳しいです。1回15分くらいの時間でちょくちょく散髪していくことにしました。最初は主に正面から見える部分、そして横、最後には後頭部と進めていきます。毎日散髪しているという状況でもなかったため、じっくり見ればおかしいバランスの状態で過ごしていた日も少なくはなかったでしょう。特に後頭部は自分では見えないため、指先にかかる髪の長さの感覚だけで切っていました。しっかり見ればめちゃくちゃな状況だったに違いありません。

ですが管理人の髪型は、もともと梳いているツンツンヘアーです。そのため不揃いでも、「こういう髪型」だと言い張ることができます。これが自分で散髪するにあたって最大の救いでした。多少変だとしても、ごまかすことができたのですから。

そんなこんなで、何度も何度もこのハサミで散髪しました。そのせいかわかりませんが、だんだん刃の止め軸部分が摩耗し、刃を正位置に留め置くことができなくなってきてしまいました。今までハサミを使用していて、このような状況になったことはありません。このハサミで初めて見た現象です。

このハサミはとてもお気に入りの物でした。壊れることがなければ次回以降の旅でもずっと携行したい物でした。ですがさすがにここまで壊れると、もはやハサミとして使うことができません。最後の最後まで散髪した後、このハサミには永遠の暇を与えました。

長い間、何度も「散髪」という重労働に耐えてきてくれてありがとう。

3.Gパン

捨てるGパン (2)

今回の旅の前に、義理の弟からもらったGパンです。管理人とはウエストサイズがかなり違うため、いつも紐をぎゅうぎゅうに締めて履いていました。

いつのまにか膝付近に穴が空き、無意識のうちにヴィンテージのようになってしまいました。さらに悪いことに、ぎゅうぎゅうに締めた紐がほどけなくなり、泣く泣く上記のハサミで紐を切らざるを得ませんでした。

捨てるGパン (1)

そのときに捨てようかとも思ったのですが、管理人はこのGパンの他にもう1本しかズボンを持ってきていません。海外で衣類を買いたくない管理人は、この状況でもGパンを捨てることをためらいました。

「このGパンには、旅の終了時までなんとか頑張ってもらいたい」

そう思い、そこから先はむしろ酷使する方向で履いていくことにしました。優先的にこのGパンを履き、もう1本のズボンを消耗しないように努めます。もともとGパンは炭鉱夫(船乗りという説もあり)の作業服です。非常に丈夫にできていますし、過酷な状況には慣れっこのはずです。そういった特性もあり、毎日同じものを履いていたって誰もおかしいとは思いません。そもそもGパンてそういうものでしょ?もちろん頻繁に洗濯はしています。旅の終わりの頃には、2日に1回は洗濯していました。洗濯機でガンガン洗って毎日履くという、炭鉱夫もびっくりの使用状況でしょう。ポーランド滞在時にはほぼこのGパンで過ごしました。

ポーランドを離れる前日までほとんど毎日履いて、ついにこのGパンはお役御免です。この旅の大部分を共に過ごしたGパンとはここでお別れです。ヘビーローテーションでの労働環境に耐えてくれて、本当にありがとう。

4.スーツケース

妹からもらったお古のスーツケースです。

お世話になったスーツケース

20年くらい前に買ったもののため、TSAロックすら付いていない型になります。スーツケース自体の重量も8kg以上あり、持ち手部分が多少欠けていて、さらにはタイヤもスムーズに動かないなどの問題も抱えていました。数kmにも及ぶ徒歩移動のときには、このスーツケースにずいぶんと苦しめられました。

ですが、本来の用途と違う部分で助けられたことも多かったです。作業机がない宿に滞在しているときには、このスーツケースの天面をパソコン置き場として使用していました。引手部分を引っ張るとうまい具合にパソコンを保持できるため、非常に助かりました。このスーツケースがなければ、とんでもない姿勢で作業をし続けなければならなかったことでしょう。

しかしこのスーツケースともお別れのときが近づいてきました。帰国便でライアンエアーを利用するのですが、そこでの受託手荷物料金枠がなんと44,000円もするのです。機内持ち込み手荷物枠だけであれば4,000円程度で済むにもかかわらずです。ここまで金額の差があるのであればスーツケースとおさらばし、帰国後に新たなものを買った方がはるかにお得です。そう思い、宿を出る数日前にはこのスーツケースとお別れしました。鍵付きのまま宿の共用のゴミ置き場に置いたので、誰かが拾って利用してくれればありがたいのですが…。

机としても働いてくれてありがとう。君の働きは一生忘れないよ。

まとめ

旅を支えてくれた物品類には愛着も湧いてしまい、最後に捨てるときにも非常に寂しかったです。ですがそれと同時に、とてつもない開放感がありました。これだけ長く、とっくに寿命も超えたであろう物品を使い倒したのは快感以外の何物でもありません。

みなさんもお気に入りの物品はぜひ限界まで使い込んでください。そして感謝してください。

 

それではまた!

 

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