※この記事は2011年9~12月時点の経験を基に書かれたもので、最新の情報と異なる場合が多々あります。「昔はこうだったんだな」と、近代史の勉強のような感じで軽く読み進めてみてください。
前々回、前回の投稿で、数校の語学学校で共同開催された「Hobbiton & Hamilton(ホビットアンドハミルトン)」ツアーについて書いてきました。
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今回は同じく共同開催のツアーで行った、コロマンデルツアーの投稿です。
コロマンデル(Coromandel)
コロマンデルはオークランドの真東にある半島です。コーラマンデルとも呼ばれます。
美しい海岸や森林公園などが点在する、自然を楽しめる観光エリアです。
今回は1泊2日の宿泊を伴うツアー
数校共同開催で行われるツアー参加はこれで2回目ですので、経験値を上げるために宿泊を伴うツアーに参加することに決めました。
参加者は10人にも満たない小規模ツアーで、管理人と同じ学校の参加者は誰もいませんでした。参加者の内訳はドイツ人グループの中に日本人女性が1人、フランス人カップルが1組です。そのため最初は孤立無援からのスタートでした。しかしツアー開始後に参加者の自己紹介タイムが設けられたため、参加者全員がお互いを認識することができました。みんなが気さくに話しかけてくれたおかげで管理人の緊張もほぐれ、徐々に楽しくなってきました。
最初はコロマンデル半島の海岸沿い
2時間以上バスに揺られ、コロマンデル半島の海岸に到着しました。日本のようにゴミゴミしておらず、人の手も加えられていない海岸です。
参加者が降ろされたビーチは砂浜ではなく、たくさんの小石で埋め尽くされている岩場です。そのせいか泳ぐには適していないと思われ、海水浴を楽しんでいる人は見かけませんでした。
しかしコロマンデル半島には美しい砂浜のビーチはたくさんあるようです。ツアーガイドがなぜここを滞在先に設定したのかはわかりません。
宿泊先はホステル
今回のツアーでの宿泊エリアは、フィティアンガ(Whitianga)というリゾートエリアです。ですがこのツアーは低額で催行されているため、宿泊先は安価で済むホステルです。
残念ながら現在は閉業してしまったようです。
午後から夕方にかかる時間にチェックインです。ホステルなので、当然個室ではありません。
今日初めて顔を合わせた者たちが同じ部屋に泊まります。管理人にとって、今回のツアーが外国で初めての宿泊体験でした。多少の緊張感はありましたが、「海外ではこれが普通なのだ」と認識を変えるきっかけになりました。
当然男女は別の部屋に割り振られ、管理人を含め3人だった男性客は同じ部屋にまとめられました。しかしフランス人カップルの彼女の方が夜中に、彼氏のいるベッドにもぐりこんできました。よく知らない同性の人たちと過ごすよりも、彼氏と過ごした方が快適だと判断したのでしょう。さすがにこの時「コト」は起こりませんでしたが。
夕食はフィティアンガのスポーツバーで
「夕食はホステルの近くの店(といっても徒歩で数十分)で食べるよ」とツアーガイドに言われました。「そこまで送迎すらしてくれないの?」と思いましたが、ツアーガイドがそう言う以上、従わざるを得ません。
スポーツバーで「各自好きなものを注文して食べてくれ」というスタイルです。日本のツアーのように、食事の内容が決められているわけではないようです。
他の参加者は浴びるように酒を注文して飲んでいましたが、当時管理人はほとんど酒を飲まなかったので食事だけにしました。
この夕食が今日最後のイベントなので、ここから先は何をしようが各自の自由です。ツアーガイドも含め、浴びるように酒を飲んでいた参加者たちはここに長時間残って楽しんでいたようです。それほど酒に強くない、あるいは好きではない参加者はホステルに戻ることにしました。管理人もホステルに戻って早めに休むことにしました。ドイツ人は水のようにビールを飲むと言われる人種なので、一体どれだけの量の酒を飲んだのでしょうか?
ホットウォータービーチ
翌朝最初に訪れた観光スポットは、ホットウォータービーチ(Hot Water Beach)です。
スコップで砂浜を掘ると温泉が湧き出てくるという場所です。なので我々参加者もスコップを借りて掘ってみました。
確かに温水は出たのですが、浸かるにはぬるい水温です。周りの人たちは水着でガッツリ浸かっていますが、我々のグループでは誰一人として浸かりませんでした。
今日は肌寒く、半袖で過ごすことすら厳しいと思っていましたので。もう少し暑い季節であれば、もっと楽しめたと思います。
選択式アクティビティ(カヤック or ワイナリーツアー)
ホットウォータービーチで不完全燃焼だった後は、選択式アクティビティです。カヤック体験かワイナリーツアーから選択します。カヤック体験を選択すると、器具レンタルで追加料金がかかります。
ワインすらそれほど飲まないし好みでもないので、ワイナリーツアーは微妙です。ですが先ほども書いた通り、今日は肌寒いので水に落ちるかもしれないカヤックも相当に厳しいです。どちらも微妙ですが、管理人は消去法でワイナリーツアーを選択しました。比率的にはカヤックを選択した参加者が多かったですが。
カシードラルコーヴ(Cathedral Cove)
ワイナリーツアーとは言え、ワイン飲み放題というわけではありません。あくまで試飲程度の量らしいので、ワイナリー見学だけでは時間が余り過ぎてしまいます。なのでワイナリー見学の前に1か所観光することになっていました。そのスポットとはカシードラルコーヴです。
入り江に洞窟がセットになっているような場所です。注意書きでは、アーチ状の洞窟の中に入らないよう、釘をさされています。一応立ち入り禁止で紐が張られていますが、侵入してしまう人は少なくありません。
中に入らなくても神秘的な光景は見られるので、わざわざ危険を冒す必要はないでしょう。
ワイナリー見学
カシードラルコーヴ訪問の後、ワイナリーに移動です。
ここでワインの試飲を行います。気に入ったら好きなワインを購入してくださいといった感じです。ワイン自体あまり好きではない管理人は、ほんの少しの試飲だけで充分です。参加者でワインを買った人はいなかったように思います。
ワイン好きの方にはきっと、すてきなワインが見つかることでしょう。
カヤック体験
ワイナリー見学を終えた後、カヤック体験をしている参加者を迎えに行きます。肌寒い中、みんな楽し気にカヤックを漕いでいました。
西洋人に比べると寒がりな日本人には、この日の天候条件では些か厳しかったように思えます。
まとめ
ツアーとは言え、各自の裁量で選択できるオプションが多数設定されている旅行でした。ですが海水浴にはまだ少し早い時期でもあり、多くの選択肢には制限がかかっているようにも感じられました。それでも率先して楽しんでいかないと、ツアーを最大限活用できないように思えます。
ツアー内容とは関係ないですが、このツアーではヨーロピアンと話す機会が多かったため、自分が話すスピードを意図的に速くする必要がありました。そのおかげか、自分の英会話力が格段に上がった気がします。このツアーの翌週の授業では、まるで数年間過酷な修行に耐えたかのようなレベルアップを自身でも感じることができました。英語力の高い人たちと話すと、自分のレベルも大幅に引き上げられることが実感できました。
語学留学に来ているヨーロピアンの多くは、その滞在期間中できるだけ多く旅行したいと思っているようです。多くの人と接することが、語学力アップの近道です。そんな彼らと関わるには、自身もツアーに参加することが不可欠です。精神的・金銭的に厳しくても、できるだけ参加するように心掛けましょう。
それではまた!
ブログには書けない裏話も満載!当時の感情のまま書き綴ったニュージーランド滞在記の英語版はこちらからどうぞ
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