フィリピン(The Philippines)

誕生日は罰ゲーム!?フィリピンでは主役に根掘り葉掘り訊こう!

※この記事は2012年1~3月時点の経験を基に書かれたもので、最新の情報と異なる場合が多々あります。「昔はこうだったんだな」と、近代史の勉強のような感じで軽く読み進めてみてください。

 

みなさんは自身の誕生日を海外で過ごしたことがありますか?誕生日を祝うのは世界共通のようですが、祝い方はその国によって違うようです。

2012年、管理人は初めて誕生日を海外で過ごしました。そのときの体験は特殊でした。

フィリピンでの誕生日にはプライベートクエスチョン

管理人が誕生日を迎えた日は平日でした。友人が1コマ目のクラスで「今日は彼の誕生日なんだ」ということを伝えると、先生の表情が明るくなりました。管理人を前に立たせ、クラスメートが「ハッピーバースデー」の歌を歌ってくれます。とてもうれしい気持ちに浸っていると、先生が学生たちに促しました。

「今日誕生日の彼にプライベートクエスチョンをしましょう。どんどん質問してね」

どうやら誕生日の人には個人的な質問をするのが通例のようです。

みんなが興味あるのはやはり恋愛事情

最初に投げかけられた質問は「好きな人はいる?」とのことでした。学生たちは20代以下の人が多いので、やはり他人のゴシップに興味津々なようです。こんなことを教室の前に立たせて聞き出すなど、日本ではいじめ以外の何物でもありません。

しかし何も言わないのも空気が読めないみたいで悪い気がします。このノリに付き合ってあげるとしましょう。

「いたよ。でももう卒業して帰国しちゃったけど」

「その子の名前教えてー?」

「〇〇っていう子だけど知ってるかな?」

教室がざわざわします。「その子知ってる」という声もちらほら聞こえてきます。盛り上がっているようで何よりです。まあ嘘はついていないので、こちらとしても罪悪感はありません。するともっと突っ込んだ質問が来ます。

「じゃあ、この教室の中に好きな人はいるー?」

この質問にはどう答えましょうか?正直に答えるとなると、ほとんど話したことのない子を指し示すことになります。公開告白のような感じになるので、その子にも迷惑がかかるでしょう。ここは少し盛り上げるため、友人に協力してもらうことにしましょう。

「うん、あの人だよ」

友人の女性を指し示しました。この空気をわかってくれることでしょう。

歌を歌うと大盛り上がり

その後の質問にも答え終えて席に戻ろうとすると、「最後に何かやってー」と無茶ぶりが来ました。このプライベートクエスチョンは結構盛り上がってくれたので、最後にしらけさせるわけにはいきません。こうなることが事前にわかっていればもう少し準備もできたのですが、歌を歌うことにしました。日本語の歌で、歌詞をすべて覚えているものを。

「米米CLUB」の「浪漫飛行」です。日本人以外の学生に意味が理解できないのは申し訳ないと思いましたが、急ごしらえなので仕方ありません。アカペラで歌うと、日本人は合いの手の手拍子を入れてくれます。スマホで歌っている様子を撮影している人もいました。気分も乗っていたので、フルコーラスを披露してやりました。終わった後には拍手喝采でした。

「ああ、この歌好き」

「歌詞は理解できないけどよかった」

外国人のクラスメートたちにも好評だったようです。大勢の前で歌うのがこれほど気持ちいいものだとは思いませんでした。

2コマ目の授業でも違う曲を披露

ここでも管理人は主役です。先ほどのクラスで歌を歌ったことを伝えると、「ここでも何か歌って」とリクエストされました。ならば違う歌を歌うことにしましょう。クラスメートは韓国人男女1人ずつと日本人女性1人です。韓国人男女には申し訳ないですが、今回も日本語の歌を歌います。

「SMAP」の「世界に一つだけの花」です。

別のクラスから先生たちが乱入

歌い始めて少しすると、教室のドアが開いて何人かが入ってきました。フィリピン人の先生たちです。そして曲を知らないであろうにもかかわらず、合いの手を入れてくれます。歌い終わると大きな拍手をくれました。そして自身の持ち場に戻ります。

自分の授業と学生たちを放っといて、自分たちの楽しみを優先しちゃうところが南国の国民性なのでしょうか?

プレゼントをくれる先生も

3コマ目の授業では特に何もしません。4コマ目のイディオムクラスではクラスメートが「ハッピーバースデー」を歌ってくれました。5コマ目ではなんと、先生が校内の売店でお菓子を買ってプレゼントしてくれました。

先生たちにとっても、学生の誕生日は楽しみのひとつのようです。

夕食後もうれしい限り

夕食後独りでバスケをやっていると、何人かの友人がプレゼントをくれました。手紙をくれた人もいました。

その後もバスケを続けていると、また声をかけられました。

「何やってんだよ。飲み会やってるから行こうぜ」

すでに店で飲み会をしている友人たちに合流して、また祝ってもらいます。

学校に帰還した後にもプレゼントをもらいました。今日は最高の1日でした。

まとめ

こんなに多くの人に祝ってもらった誕生日は人生で初めてでした。プライベートクエスチョンという辱め(笑)も受けましたが、みんなも楽しめたのであればこんなにうれしいことはありません。

フィリピン滞在中に誕生日を迎えれば、その日の主役になれます。ですが「吊るしあげられるのは恥ずかしい」と思う方には、少しハードルが高いかもしれません。

周りの人たちを楽しませられるサービス精神をお持ちであれば、みんなを巻き込んで楽しい1日にしてみてください。

 

それではまた!

 

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