※この記事は2012年1~3月時点の経験を基に書かれたもので、最新の情報と異なる場合が多々あります。「昔はこうだったんだな」と、近代史の勉強のような感じで軽く読み進めてみてください。
前々回、前回の投稿にて、フィリピンに関する基本情報を書いてきました。
発展途上国を楽しめる?地元民の交通手段を利用できれば強者!?
今回はその続きです。
前回からの引継ぎ情報。
治安:殺される可能性あり
フィリピンの治安について
危険な場所しかありません。スリ程度で済めば可愛い方で、殺人事件に巻き込まれることも少なくありません。管理人は運よく軽犯罪にも巻き込まれませんでしたが、それはちゃんと学校で先生たちに言われたルールを守っていたからだと思います。
少しでも油断すれば、殺される可能性もある国です。
地元民もきちんと防御を固めている
繫栄している市街地エリアを少し離れれば、この国の真の姿はすぐに見えてきます。
コンビニのような個人商店は客の侵入を許さない造りになっており、道路に面している部分はすべて鉄格子で覆われています。唯一覆われていないのは商品の受け渡し口のみです。客が買い物をする際は、受け渡し口付近にいる店員に「〇〇が欲しい」と告げ、お金を払った後商品を受け取ります。せいぜい腕しか入らない大きさの口です。
日本のように、店先に剥き出しで商品が置いてあることは絶対にありません。この光景を見れば治安の悪さは一目瞭然です。
語学学校も厳戒態勢
管理人が通っていた語学学校を例に挙げますが、とにかく校門が厳重に閉じられています。外からの侵入はもちろん、中からの逃亡も許さないといった感じの重い鉄扉が設置されています。
空港に迎えに来てくれた学校からの送迎車が校門に到着した際には、そこにいる門番に許可証(もしくは関係者証明)を見せて門を開けてもらいました。車が中に入るとすぐに門は閉じられます。
中から外出する際には学生証を見せ、門限時刻前に戻ってくるよう念押しされます。外出から帰還した際にも門番に学生証を見せ、人間用の入口を開けてもらいます。とにかく素通りでは出入りできないようになっています。
ちなみに学校の敷地を囲うブロック塀の上にも、ガラスの欠片が散りばめられたり埋め込まれたりしています。そうでないところは鉄条網が設置してあったりと、昔の刑務所をイメージするような造りになっています。
実際に起こった事件
管理人自身は事件に巻き込まれたことはありませんが、残念なことに友人が巻き込まれてしまいました。しかも2件です。以下、事件の詳細です。
強盗(未遂)
午前2時頃学校の校門前(敷地の外側)に2人でいたときに、バイクに乗った男たちに荷物をひったくられそうになりました。抵抗していると、拳銃のグリップで頭を殴られたというものです。後日警察が捜査して、犯人は捕まったそうです。
幸い2人とも命に別状はなく、数日入院する程度で済みました。
報復
学校の校門前(敷地の外側)で2人が話をしていたとき、バイクに乗った男たちが近づいてきました。そして有無を言わさず殴られたということです。
警察の捜査で、犯人の動機は仲間の復讐だということがわかりました。先日逮捕された、上記の犯人の仲間の犯行だったようです。
今回の事件発生時刻は夜中ではなく、夕方でした。この学校の学生であれば誰でもよかったようです。犯人の単なる憂さ晴らしで起こった犯行でした。
まとめ
これらの事件を通して再認識できたことがたくさんあります。
- 厳重な門ひとつにあれほどの安心感があること
- 学校の敷地内と外は別世界であること
- 学校があるこのエリアはやはり危険な地域であるということ
- 学校の前とは言え、いかなる時間帯も安全が保証されない場所だということ
- 門の外に駐在している門番は何かあっても助けてくれないということ
- 拳銃が普通に流通している地域だということ
日本のように甘い考えでいると殺される可能性もあるので気を付けましょう。ルールをしっかり守らないとこういうことになります…。
それではまた!
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