フィリピン(The Philippines)

語学学校の卒業式は最大のイベント!どんちゃん騒ぎを楽しもう!

※この記事は2012年1~3月時点の経験を基に書かれたもので、最新の情報と異なる場合が多々あります。「昔はこうだったんだな」と、近代史の勉強のような感じで軽く読み進めてみてください。

 

語学学校に通っていれば、誰もが経験するイベントがあります。それは卒業式です。ですがここフィリピンの卒業式は日本とは違うようで…。

今回は「語学学校の卒業式」に関する投稿です。

卒業式は毎週金曜日に行われる

どの国のどの語学学校でも、毎週金曜日に卒業式が行われます。それは語学学校が任意の週単位で入学・卒業するシステムを採っているからです。

ニュージーランドで12週間、フィリピンで8週間語学学校に在籍した管理人も当然、毎週誰かしらが卒業していく様子を見てきました。やはり自分と仲が良かった友人の卒業時には、何とも言えない感情がこみ上げます。

管理人にもとうとう、セブの語学学校「SME」での卒業の日がやってきました。

最終日はエンタメ満載の授業

1コマ目:選択制クラス

1コマ目の授業では、今日卒業する学生のうち数人がパフォーマンスをします。管理人は先週迎えた誕生日の日と同様に歌を歌いました。たくさんの拍手をもらいました。

2コマ目:少人数クラス

ここでは担当の先生から手紙をもらいました。

3コマ目:マンツーマン授業

ここでは担当の先生からなんと、プレゼントをもらいました。マロン(Malong)と呼ばれる、服になりタオルになり寝袋になるという非常に便利な布です。

malong (1)

生地は薄く吸水性に優れていて、寝袋のように中に入って眠ることができます。

malong (2)

4コマ目:選択制クラス

ここでは卒業生の発表だけ行い、特にパフォーマンスやプレゼント贈呈はありません。

5コマ目:マンツーマン授業

先ほどの4コマ目の授業と同じ先生です。今日はもう授業はせず、何人かの先生(SAを含む)が集まってパーティーをしてくれました。

そしてなんと、担当の先生がプレゼントをくれました。小銭入れと、フィリピンで流通している硬貨全種類です。

フィリピンの小銭入れ (1)

フィリピンの小銭入れ (2)

この硬貨の中には価値が低すぎて、地元民ですら受け取るそばから道端に捨ててしまうものも含まれています。事実、左端の2枚(5センタボと10センタボ)はここでもらうまで見たことがありませんでした。お釣りがこの2枚を含む額になる場合、切り捨てられて渡されないことがほとんどだからです。現地の人々の協力がなければ絶対に入手できなかった、貴重な硬貨です。

 

手紙やプレゼントをくれたすべての先生たちに感謝です。

自由参加の卒業式

卒業式は夕食の時間に校庭で開催されますが、卒業生の参加は任意となっています。というのもこの日が最後の滞在日になる人も多数おり、友人との予定を優先する人も少なくないからです。管理人のバッチメートたちも、卒業式に参加した人の方が少数派だったように思います。

ですが、管理人はちゃんと最初から参加します。今日卒業する学生は10人以上いるはずですが、卒業式開始時刻前に在席していたのは2人しかいません。卒業式を観覧する人数もそのときによってバラバラです。

開始時刻を過ぎると卒業生が何人か着席し、一応卒業式らしくなってきました。管理人はこの卒業式でとあるパフォーマンスをするため、少し緊張しています。

SMEの卒業式

フィリピンの卒業式は先生たちのパフォーマンス会?

参加している卒業生に卒業証書が手渡されると、有志の先生たちがパフォーマンスを開始します。歌を歌ったり、ダンスをしたりしています。毎週金曜日にこの光景を遠くから見ていたのですが、卒業生よりもパフォーマンスをする先生たちの方が人数が多かったような気がしました。

今日の先生たちのパフォーマンス時間も思ったよりかなり長く、管理人の時間がなくなってしまうのではないかと不安になりました。

管理人は誕生日の後から担当の先生たちに相談し、卒業式で歌を歌うセッティングをしてもらえるよう事前にお願いしておきました。このために何度も練習し、先生たちに途中経過を見せたりもしていました。このままではせっかく練習した時間と、先生たちの協力が無駄になってしまいます。

担当の先生を不安そうに見つめると、先生は状況を察し、司会に言って準備を始めてくれました。先生のスマホをアンプに繋いで準備が整い、ようやく管理人のパフォーマンスを披露する時間になりました。

まずは披露できる機会がちゃんと訪れたことにほっとしました。

みんなが盛り上がれるであろう、「You give love a bad name」

実は当初別の歌を歌おうと思っていたのですが、先生に訊いてみたところ「その歌じゃ知らない人がいるかもしれない」とのことで、「Bon Jovi」の「You give love a bad name」にしました。曲名がわからなくてもサビくらいは聴いたことがあるでしょうし、盛り上がる曲なのは間違いありません。

管理人は片手に歌詞を表示するスマホを持ち、もう片方の手にマイクを持ってスタンバイします。いきなりシャウト部分から始まるので、緊張の一瞬です。

この卒業式ではリハーサルなどなく一発勝負だったので、第一声から思い切り音程を外してしまいました。理想ではもっと上手くやりたかったのですが、もう諦めました。

イントロが流れて会場の空気も温まってきます。歌詞を完璧に覚えられなかったのですが、なるべく歌詞を見ないように歌っていきます。音程は外しっぱなしですが、会場も大盛り上がりのようです。気持ちよくなってきた管理人は2番の後の間奏で、アドリブでダンスもします。最後まで歌い切り、管理人のパフォーマンスは終了です。

観客も盛り上がってくれたので、束の間のスター気分を味わえた気がしました。100人くらいはいたであろう大勢の人の前で歌うことが、こんなにも気持ちいいとは思いもしませんでした。

おそらく史上最大規模の卒業パーティー

卒業式が無事に終わり、学校近くのレストランへ徒歩で移動します。

友人たちと事前に話し合い、どうせ食事をするなら史上最大規模のものにしたいと思っていました。それを先生に言ったところ、近くのレストランの大部屋を貸し切ってブッフェ形式で料理を提供してくれるようにしてくれました。これでなんと1人当たり500PHP(1,000円)で収まるようです。

開始時刻に全員は揃っていませんが、パーティー開始です。残業を終えた先生たちも合流し、パーティーは大いに盛り上がりました。最後に記念写真を撮ってパーティーはお開きです。

以前3コマ目の先生に訊いたのですが、通勤の往復交通費も含めて1日100PHPくらいで生活しているようです。学生にとっては少額でも、先生たちにとっては数日分の生活費に相当します。普通ならば卒業生の会費を無料にするところですが、ここはお世話になった先生たちの分を無料にすることにしました。感謝の念とプレゼントのお返しも兼ねています。

まとめ

フィリピンの卒業式は先生たちも心から楽しむイベントのようです。

管理人にとってもこの日は人生史上最も大人数で盛り上がり、スター気分を味わえた最高の日になりました。今でもこの日のことを鮮明に思い出せます。この卒業式とパーティーは先生たちの協力がなければできないことばかりでしたので、感謝の念でいっぱいです。

もし現在語学学校に在籍中であれば、心に残る卒業イベントを計画してみてはいかがでしょうか?なかなか難しいかもしれませんが、もし実行できればとてもいい思い出になります。先生とどれだけ友好関係が築けるかが鍵になりますので、勉強以外のことにも全力で取り組む必要があります。

社会人になると、卒業式とは無縁の生活です。海外で卒業式の機会に恵まれたなら、精一杯楽しくしてみてもいいと思います。卒業式は心から楽しむイベントなのですから。

 

それではまた!

 

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