カフェがなきゃ生きていけない?それがチュニジアンスタイル!?
みなさん、カフェは利用しますか?管理人はそこまで利用しません。誰かに誘われれば行きますが、自分から積極的に開拓するようなことはありません。
チュニジアを歩いていると、至る所でカフェを目にします。カフェの隣にカフェ、カフェの前にカフェ。とにかくカフェが乱立している状況です。どんなに辺鄙な場所や住宅街の中にいたとしても、5分歩けば必ずカフェは見つかる。そんな感じの街並みがチュニジアを形成しているといっても過言ではありません。
今回はチュニジアのカフェについてのお話です。
カフェの重要性
なぜこれほどまでにカフェが乱立しているかというと、「カフェは男の社交場」という認識が強いかららしいです。暇さえあればカフェに行き、コーヒーを楽しんだり会話を楽しんだりする。時にはカードゲームやシーシャ(水タバコ)も楽しむ場所です。平日休日関係なく、昼夜関係なくいつでも誰かしらが集う場所、それがカフェなのです。
ですがこのカフェ、「男の社交場」と言われている通り、女性にはいささか敷居が高い場所でもあるらしいのです。カフェと言っても
- 屋外にテーブルや椅子がたくさん置いてあるだけの、ぱっと見ではカフェかどうかわからないもの
- 一見してカフェとわかるおしゃれなもの
などがあります。明らかに雰囲気の違いが見て取れるものがあります。
屋外にたくさんのテーブルが置いてあるようなカフェは、女性が行くべきではないカフェとして認識されているようです。
イスラム教の教えに基づく価値観がカフェにも影響している
イスラム教においては男尊女卑の考えが未だに浸透しており、女性が立ち入れない、近寄るべきではないとされている場所も数多くあります。
テーブルが屋外にたくさん置いてあるオープンエアーのカフェもそのひとつらしく、男同士でしか話せないような話をする場所として認識されているようです。別に女性がその場所に行ってはいけないというわけではないらしいのですが、女性にとってはちょっとした危険を感じる場所ではあるようです。男連れのグループでも行くべき場所ではないようで、そのオープンエアー形式のカフェに女性がいるのを見たことがありません。ほとんどがおじさん、おじいさんです。
女性はカフェを楽しむことができないのか?
そんなことはありません。女性だって外出先でコーヒーや紅茶を楽しみたいのです。管理人の友人の女性は言います。
「女性は少し高めの価格設定のカフェに行くよ。男の社交場で飲めるコーヒーが2TND以下なのに対して、一杯6TND以上するおしゃれなカフェに行くの。その価格上乗せ分は、安心を買う保険料みたいなものなのよ」
そうなんです。「男の社交場」を売りにするカフェと、女性客を対象にしたカフェでは価格設定が全然違うのです!コーヒーに至っては3倍もの価格差!
それほどのお金を払ってでも安全なカフェに行きたい。そう願う女性たちが非常に多いからこそ、こういったカフェ文化が成り立っているのでしょう。
20代女性も安心して行けるカフェ8選
男友達だけで行くのであれば、目についたどのカフェにでも入ればいいのですが、女性と行く場合には安全を第一に考えなければなりません。ここでは女性も安心して入れるおしゃれなカフェをご紹介していきます。
カフェ・デ・デリス(Café des Délices)
以前、シディ・ブ・サイドの投稿でも紹介したカフェです。
チュニジアンブルーが映える美しいカフェです。当然女性と行くのにもおすすめです。美しい景色を見ながらコーヒーを楽しんでください。
カフェ・リベルテ(Cultural Café Liber'Thé)
年代物のレコードや機械が展示してあるカフェです。
店内でパソコン作業もできる、長時間滞在に適したカフェです。客が読める本もたくさんあるので、単にカフェでのんびり過ごしたいという方にもおすすめです。
カフェ・ビブリオテ(Café Culturel Biblio'Thé)
先述のカフェ・リベルテとは姉妹店(なのかもしれません)です。
ビブリオとはフランス語で「図書館」を意味し、名前の通りこのカフェには本がたくさん置いてあります。ここにある本を読むだけでも、何日も過ごすことができるでしょう。
カフェ・ドゥ・スーク(Café du Souk)
チュニスで最も有名なカフェです。
過去の有名なテレビドラマのロケ地になったこともあり、訪れる人が後を絶ちません。ですが常に満員ということはなく、行けば必ず座れます。
有名だが決して混雑はしていない、日本ではお目にかかれないような状況を楽しめるカフェです。
カフェ・オペラ(Café Opéra)
大通り沿いにあるカフェです。
暗くなってから来店しましたが、ネオンサインもきれいでおしゃれなカフェです。
大通り沿いなので人目が多く、夜間も安心です。
カフェ・ハンニバル(Café Hannibal)
ひっそりと佇む、建物の間にある中庭的カフェです。
このカフェのシンボルとも言える大きな木の周りにテーブルがあります。
周りの喧騒から逃れ、静かに過ごせるカフェです。会話が聞こえないということがないため、大声で話す必要もありません。
アポロ11(Apollo11)
表示ではフランス菓子店となっていますが、店内で飲食もできます。
Jwejem(フルーツを入れたヨーグルト)が食べられる店です。パフェとは違うのでしょうか?何層かのヨーグルトにフルーツとナッツ類がトッピングされています。デザートを食べたいときにはおすすめの店です。
テラス・エル・ベイ(Terrace El Bey)
チュニスの旧市街が一望できるカフェです。
お土産屋を通らないと上がれない、妙な造りになっています。
屋上まで階段で上がると、すばらしい展望が臨めます。
メニューの価格設定は高めです。アーモンド入りミントティーは7TNDです。
日没後まで滞在していれば、モスクや街の灯りがきれいな夜景を作り出します。ムード満点なので、女性も満足間違いなしです。
まとめ
チュニジアにある大多数のカフェは、「男の社交場」です。
女性とカフェに行く場合は、何よりも安全性を優先してください。女性が行きたいと言ったカフェに行くのが無難です。価格設定は高めですが、保険料と思って受け入れましょう。
それでも日本のカフェに比べれば安いと思います。くれぐれも不安な状況でコーヒーを飲まないように注意しましょう。
リラックスできる環境で、楽しいカフェ滞在をお楽しみください!
それではまた!
ブログには書けない裏話も満載!当時の感情のまま書き綴ったチュニジア滞在記はこちらからどうぞ
Amazon.co.jp: 36歳にして既に、老後を過ごす男が行き着く明日はどっちだ!?「チュニジア編」 特質体験記 eBook : 山神明智: Kindleストア
【PR】「稼ぐ」のに特化したWordpressテーマ(このブログは「AFFINGER」を使用しています)
【PR】あなたも自身でブログ開設(このブログでも利用している、世界中どの国でも快適に利用できるレンタルサーバーです)
【PR】海外旅行にはまずこの1枚!入会費・年会費一切不要のお得なエポスカード!
(管理人もエポスカードには大変お世話になっています。)